2004 Fiscal Year Annual Research Report
ポストモダンの景観論・空間論における「文化的転回」の影響とその評価に関する研究
Project/Area Number |
14380028
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
山野 正彦 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20094493)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水内 俊雄 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 教授 (60181880)
久武 哲也 甲南大学, 文学部, 教授 (70108968)
高木 彰彦 九州大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90197054)
熊谷 圭知 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (80153344)
水岡 不二雄 一橋大学, 大学院・経済研究科, 教授 (30199989)
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Keywords | 文化・社会地理学 / カルチュラルスタディ / 文化的転回 / ポスト・モダン地理学 / ラジカル地理学 / 抵抗 / 地理思想 / 自然 |
Research Abstract |
本プロジェクトは,国際的な組織である批判地理学グループICGGとその東アジア版である東アジアオルタナティブ地理学者会議EARCAGと連動して,国際学会での発表と交流を,そして国内的には景観論,空間論,環境論,新しい文化・社会地理学の発信や地政学・地理思想の研究の深化をはかってきた。その成果は,「空間・社会・地理思想」9号として発刊された。若手の意欲的な論文と,景観論,場所論,批判理論をキータームとした翻訳の特集を掲載している。国内研究集会においては,地理思想や地政学,都市社会地理学の新しいテーマにおける活発な議論がおこなわれ,この成果については,「空間・社会・地理思想」10号に一部掲載予定である。 1月のメキシコシティにて開催の第4回批判地理学国際会議(ICGG)では、本研究メンバー3名が参加し,「自然の地理学」のオーガナイザーをつとめ,また「ジェンダー・差異・空間」のセッションでも,政治的アピールに偏重しがちな他国のフェミニスト地理学者に比べ、着実な研究成果を発表し異彩を放っていた。また水岡は、特別セッションのオーガナイザーを務めるなど、大会の運営も含めてこの国際会議をリードした。同時に第5回の東アジアオルタナティブ地理学者会議East Asian Regional Conferences in Alternative Geographers EARCAGの準備会も、東アジアの地理学者とともに催し、その成果は英語報告書に反映される。
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Research Products
(6 results)