2002 Fiscal Year Annual Research Report
循環型・共同参画型社会をめざすライフスタイルのあり方に関する研究
Project/Area Number |
14380036
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
丹羽 雅子 奈良女子大学, 学長 (80031665)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 セツ 昭和女子大学, 女性文化研究所, 教授 (60073558)
石川 實 ノートルダム清心女子大学, 人間生活学研究科, 教授 (20039118)
西村 一朗 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (30043186)
田村 照子 文化女子大学, 文化服装学総合研究所, 教授 (30060817)
加地 芳子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (70085653)
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Keywords | 資源循環 / 共同参画 / 経済的効率 / 社会的分業 / ゼロエミッション / 性的役割分業 |
Research Abstract |
〔狙い・目的〕この課題研究に携わる代表者及び分担者は、「効率と利便性の高度化をめざして生活システムの構築を追求してきた先進国社会は、いま資源の枯渇と環境汚染、男女間・世代間の分業の結果としてのシステム的な限界に直面して、個々のライフスタイルの再構築を迫られている」という事実を共通の視点として保持している。 〔方法〕初年度である今年は、まず循環型ライフスタイル研究と共同参画型ライフスタイル研究を行う2つの班を構成し、それぞれが単独で、ライフスタイルの現状把握と再構築のための展望を求めて調査研究を推し進めることにした(次年度には両班の研究成果に基づき共同討議と共同調査の方法を検討する予定)。 〔平成14年度成果〕まず循環型班の研究は、食・被・住・家庭科教育の各領域において個々の具体的日常行動の調査を行っている。そのうち、食領域では食品加工におけるゼロエミッション・システムの構築に関する調査研究、衣領域では伝統的な和服だけでなくGパンなどのように、見事な循環システムを持つ布や繊維に関する実証的調査研究、クリーニング業者を対象にしたリサイクル・ビジネスのあり方の調査などが行われ、現在のところ多くはその結果の分析途上にあるが、すでに一部の成果を発表している分担者もいる。 一方の共同参画型班においては、労働力の提供と家族の収入における共同参画について、ジェンダー統計資料の収集作業の大半が終了しつつある。また調査活動として「ネクスト・ソサイエィへの人的資源・組織的資源の共同参画」に関する展望を開くべく2種の調査を実施し、他方では農村部におけるJA女性リーダーを対象とする、共同参画活動と意識に関する調査も実施した。いずれも現在分析中である。また循環型班と同様に、共同参画に関する家庭科教育の実態についての調査も進行中である。
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