2003 Fiscal Year Annual Research Report
知能メディアとしてのコンピュータのe-Learningにおける数学教育への応用
Project/Area Number |
14380063
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Research Institution | Tokai University Junior College |
Principal Investigator |
柴田 正憲 東海大学短期大学部, 教授 (80170900)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河村 勝久 東海大学, 教育研究所, 助教授 (70119668)
今西 奈美 東海大学短期大学部, 講師 (80341931)
荒木 修一 東海大学短期大学部, 講師 (70276806)
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Keywords | e-Learning / 数学教育 / Web教材 / 数式表現 / HTML変換 / 知能メディア / LAN-CAI / MACAI構想 |
Research Abstract |
本年度は、Windgws2000ServerコンピユータPowerEdge1400SCの機能が著しく低下し、さらにVMwareの不具合が見つかったことから、HD増設を伴いながらWindows2003Serverの導入を行うことにした。また、VMwareのアップグレード版を用いて、引き続きLinuxを含むマルチOS環境での動作の研究検討を継続することにした。教材開発のためのマルチメディア環境としては、Macromedia Studio MX、Visual Studio.NETも整えた。Linux組み立てキットによるLinuxサーバーの構築にも努めた。Web上での数式表現および関数グラフのための市販ソフトは、検討の結果、価格、入手し易さ、ワープロ感覚の利用のし易さなどから、(株)シンプレックスのカルキングを使用することにした。Calking Ver6.0からは、数式、グラフなどのTexおよびHTMLファイルへの変換が可能となり、e-Learning教材作成には格段に利用し易くなった。数学教材の原稿作成は順調に進行し、基礎的な分野は間もなく終了予定である。また、教材提示のためのWebシステム作成には(株)アストロンの協力を得て、完成しつつある。このシステム上で作成したe-Learning教材の試用版は、研究室HPトップページにリンクを張って公開中である。また、開発したWeb教材のLinux上での展開研究も行なっており、次年度も継続して行う。Web教材の公開は、Web教材のための基本計画・設計の明確化、教材作成方法のシステム化、能率化を考える上での良い材料を提供したものと考えている。今後も、基本設計に伴う数学教材の提示、解答、教師のフィードバック、評価の各方法、電子メールの活用による質疑・応答などWeb環境下での手法を使って数学の基礎教育を行う努力をしたい。本年度の研究成果の発表は、日本数学育学会全国大会(名古屋)、教育システム情報学会学会誌、国際的には、AACE傘下のICCE2003(Hong Kong)にて論文を発表した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 柴田正憲: "数学教育におけるe-Learningについて"日本数学教育学会誌. 85・臨時増刊. 525 (2003)
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[Publications] 今西奈美: "「データベース論」のためのインタラクティブWEB教材の開発とその実践結果について"教育システム情報学会誌. Vol.20 No.4. 385-391 (2003)
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[Publications] IMANISHI, Nami: "Development of Web-based interactive Tutorials for "Introduction to Database Systems""Proceeding of International Conference on Computers in Education 2003. N/A. 568-569 (2003)
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[Publications] 柴田正憲: "ファジィ識別と遺伝アルゴリズムによる手書き文字認識システム開発(1)"東海大学短期大学部情報通信技術研究所研究報告. 2001-2002年度版. 17-18 (2004)
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[Publications] 柴田正憲: "ファジィ識別と遺伝アルゴリズムによる手書き文字認識システム開発(2)"東海大学短期大学部情報通信技術研究所研究報告. 2001-2002年度版. 31-33 (2004)
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[Publications] 荒木修一: "e-Learningに対応したシステムと教材の開発"東海大学短期大学部情報通信技術研究所研究報告. 2001-2002年度版. 8-10 (2004)