2003 Fiscal Year Annual Research Report
生涯学習の基礎基本を培うための教科教育の枠組みと内容の再構成
Project/Area Number |
14380113
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Research Institution | Yasuda Women's University |
Principal Investigator |
大槻 和夫 安田女子大学, 文学部, 教授 (60033544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角屋 重樹 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80136027)
松岡 重信 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50033709)
中原 忠男 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90034818)
寺尾 慎一 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90117044)
池野 範男 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10151309)
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Keywords | 生涯学習 / 教科教育 / 教科過程 / 成人調査 |
Research Abstract |
本年度は、昨年度に実施した調査結果の整理・分析・考察を行った。この調査は、成人を対象に、各人が中学校段階で各教科の学習をどう考えていたか(好き嫌い、得意不得意、学習内容の有用感)や、各教科で学習した事柄のなかから抽出した内容(各教科5項目ずつ)について、1.それが当時理解できたかどうか、2.現在も理解できるかどうか、3.学習した事柄が今も役立っているかどうかを、アンケート方式で調査したもので、この調査の結果とその分析・考察の一部は、日本教科教育学会第29回大会における課題研究「未来の教育課程への提言(その3)」で報告し、討論を深めた。この課題研究では、成人調査から教科再編について考えるとともに、学力の保持と剥落の実態及び今後の教科課程の在り方仁ついて提言を行った。 しかしながら、調査標本に年代的な偏り、性別の偏り、学歴の偏りがみられたため、それを補正する追加調査が必要であることも明らかになり、本年度はその追加調査を行う予定で準備は整えたが調査を実施するには至らなかった。 また、本年度は、小学生と中学生を対象に、前学年で学習したことが1年後どの程度保持され、あるいは剥落しているかを調査する予定であったが、調査問題作成の困難さに加えて、で調査を引き受けていただける学校を見つけることができず、挫折してしまった。そこで方針を変更し、成人調査の結果と比較できる内容で調査をすることとし、年度末に至ってようやく調査問題の作成、検討に入った。次年度は、この調査をなるべく早く実施し、調査結果の整理・分析・考察を進め、日本教科教育学会第30回大会の課題研究で発表できるようにしたいと考えている。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 松岡重信: "教科再編を考える-成人調査を中心に"日本教科教育学会誌. 26・3. 55-56 (2003)
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[Publications] 寺尾慎一: "生活科学習の有用性に関する調査結果と教科再編への視点"日本教科教育学会誌. 26・3. 57-60 (2003)
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[Publications] 三根和浪: "中学校美術科学力の保持・剥落"日本教科教育学会誌. 26・3. 65-68 (2003)
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[Publications] 池田幸夫: "中学校期の教科学習に関する年代別比較"日本教科教育学会誌. 26・3. 69-72 (2003)
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[Publications] 三根和浪, (高橋均と): "美術科における自己評価学力と有用感の分析"学校教育実践学研究. Vol.10(印刷中). (2004)