2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14380116
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
KAISER Stefan 筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (20260466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 正樹 筑波大学, 文芸言語学系, 講師 (10302340)
衣川 隆生 筑波大学, 文芸言語学系, 講師 (30282289)
加納 千恵子 筑波大学, 文芸言語学系, 教授 (90204594)
吉岡 亮衛 国立教育政策研究所, 教育情報調査室, 主任研究員 (40200951)
坂谷内 勝 国立教育政策研究所, 教育情報資料センター, 室長 (70187053)
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Keywords | オンライン / 日本語学習時点 / 著作権フリー / 見出し語 / ホストコンピュータ / インターネット |
Research Abstract |
2003年7月には、研究分担者・研究協力者による全体会議を開催し、データの形態について審議を行つた。特に、動詞見出し語の意味ブランチの立て方が問題になり、この問題について『日本語彙体系』(岩波書店、1997)における分類と比較を行うために、独自にいくつかの多義性動詞についてデータを集め、そのデータを分類し、『日本語彙体系』のような精緻な分類をたてる必要があるかどうか、また、『日本語彙体系』(巻5、構文大系)が行っているような、「N1がN2から/より/をN3に/へ移る」といった記述形式による分類の仕方が現実的かどうか、検証してみることにした。結果として、『日本語彙体系』にある意味ブランチが多すぎており、インターネットなどで収集したデータに出てこない下位項目が数多く存在することが判明した。動詞については、引き続き協議することになったが、その一方動詞以外の品詞については、平行して多くの用例を集め、作例を作り、下位分類は事後に必要に応じて行う方針をとっている。また、全体会議では学習者の日本語能力レベルによっては必要とする用例などもことなるであろうから、レベルべつの用例を用意した方がよいという提案があったが、これについても実際の項目(動詞)の用例を検討することにより、この提案が現実的かどうかを検証した結果、二つのことが判明した。 1,三段階のレベル分けは非現実的で、2段階にとどめるべきである。 2,易しい方の用例を用意するためには、やはり作例の形が自然データより適切である。
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Research Products
(2 results)