2005 Fiscal Year Annual Research Report
多言語多文化社会を切り開く日本語教育と教員養成に関する研究
Project/Area Number |
14380117
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Research Institution | Ochanomizu university |
Principal Investigator |
岡崎 眸 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (80223999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 玲子 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (70313393)
佐々木 泰子 お茶の水女子大学, 国際教育センター, 助教授 (20251689)
加賀美 常美代 お茶の水女子大学, 国際教育センター, 助教授 (40303755)
森山 新 お茶の水女子大学, 国際教育センター, 助教授 (10343170)
野々口 ちとせ お茶の水女子大学, 文教育学部, 講師 (30361819)
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Keywords | 多文化共生 / 共生言語 / 教員養成 / 協働 / 意思決定 / 対話 / 教師の成長 / 問題提起型学習 |
Research Abstract |
昨年度に引き続き、日本語教育学を専門とする大学院生対象の短期集中型教育実習を行った。言語や文化が異なる人々による真の対話の実現を目的として、大人クラスと子どもクラスの2つを設け、実習生のチーム・ティーチングによる自律的なプログラム計画から実施、記録報告書作成までを実習内容とした。 この実習で、実習生を対象とした質問紙による意識調査、実習生による内省レポート作成、実習生と参加者の発話データ収集、質問紙やセッションによる実習授業の評価活動を行い、本実習における実習生の意識変容・教師の意思決定・教師の使用ストラテジー分析・共生言語に対する意識変容・実習生によるティーチャーコミュニティの構築過程・対話的問題提起学習・接触場面の対話の実態についての研究を行った。このうち、7本の研究については、日本言語文化学研究会にてポスター発表と口頭発表を行い、それらの発表要旨が研究会誌に掲載予定である。さらに、それらの研究の一部は論文としても発表した。 また、対話的問題提起学習に関しては、日本言語文化学研究会にてワークショップを開き、実習の概要と合わせて、この学習形態に関する報告と発表を行い、参加者による体験学習型の活動も実施した。 本年度の教育実習報告としては、実習生が編集を担当して実習報告書を作成した(印刷中)。また、研究チームによる研究論文については「研究成果報告書」として編集中である。 本研究における大学院生対象の教育実習と民間の日本語教師養成講座との対照研究や、大学以外の地域の日本語教室における学習活動分析も行い、その成果は論文として発表した。
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Research Products
(3 results)