2002 Fiscal Year Annual Research Report
福祉無線ネットワークによる視覚・聴覚障害者のコミュニケーション支援システム構築
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14380180
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
村田 健史 愛媛大学, 工学部, 講師 (20274342)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立入 哉 愛媛大学, 教育学部, 助教授 (90294777)
池田 尚志 岐阜大学, 工学部, 教授 (10232183)
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Keywords | 点字 / 手話 / ネットワークプリンタ / 動画像通信 / PDA / 視覚障害者 / 聴覚障害者 / 自閉症 |
Research Abstract |
1. 自動点訳メーラおよび点字プリンタサーバの構築(池田・村田)本システムは、自動点訳を行うためのクライアントメーラと、点字メールサーバを組み合わせたものである。クライアントメーラの自動点訳ツールIBUKI-TENの変換精度の向上を図り、通常の文書が95%以上の精度で点字に変換できた。点字プリンタサーバは、平成11年度の無線イントラネット研究会で開発されたWinBPSを元に、申請コンピュータで開発を行った。サーバには、点字メールPOP機能を実装し、点字メールを受信し、さらに、添付点字ファイル抽出機能を実装した。システム名を、「てんてんどっとネット点字プリンタサーバ」とした。このシステムは構築が終わり、平成15年1月より、WWW上で一般公開をすることで実証実験中である。すでに、試験印刷を含め、50部程度の試験印刷があった。 2. 手話動画像符号化の研究(立入・村田)平成14年度は、手話動画像符号化形式の研究を重点的に行う。H.263による動画像圧縮で、手話動画像送信のためのビットレート、フレームレート、解像度を明らかにした。その結果、ビットレート200kpbs程度、フレームレート5fpbs程度、解像度はCIF程度が必要であることがわかった。さらに、松山市総合福祉センター内(実行速度50Mbps程度)における一般聴覚障害者への実験により、手話動画像通信アプリケーションに必要なユーザインターフェースについての調査を進めている。 3. 自閉症児のためのタイムエイドツール(村田)自閉症児のためのタイムエイドツールの実装と実験を行った。PDAにタイマー機能と絵カードを組み合わせたアプリケーションを実装し、自閉症児へのタイマーの有効性を調べる実験を行った。3名に対する実験により、広く自閉症児が利用できるためのガイドライン(マニュアル・ビデオを含む)を作成した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 村田健史: "PDAによる自閉症児のためのタイムエイドツール"ヒューマンインターフェイス学会研究報告書. Vol.4, No.4. 49-52 (2002)
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[Publications] 岸井謙: "文節解析システムibukiと自動点訳システムIBUKI-TEN"電子情報通信学会思考と言語研究会. L2002, No.10. 1-7 (2002)
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[Publications] 広間陽: "手話における手指動作記述文の言語解析"電子情報通信学会思考と言語研究会. TL2002, No.19. 69-76 (2002)
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[Publications] 立入哉: "「特別支援学校」「特殊教育総合免許」などの動きを受けて"聴覚障害. (58)1. 4-6 (2002)
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[Publications] 立入哉: "補聴器とテクノロジー"聴覚障害. (57)2. 4-9 (2003)