2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14390014
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
蓮本 浩志 東京大学, 海洋研究所, 助手 (10164807)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今津 恒夫 オートマチックシステムリサーチ社, 研究職
小川 浩史 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (50260518)
木暮 一啓 東京大学, 海洋研究所, 教授 (10161895)
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Keywords | 蛍光式酸素センサ / ICTD / 係留型酸素センサ / 淡青丸 |
Research Abstract |
15年度の研究 新規作成した蛍光式酸素センサの試験を淡青丸でICTDとの結線と、データの取り込み、ウインクラ法による酸素と蛍光酸素センサから得られた酸素値の比較を行った。また同じ蛍光酸素センサを使用し、係留型酸素センサの試作を試みた。 淡青丸KT-03-16航海(10月22日-11月06日)、でCTD観測には、従来から取り付けてあるベックン酸素センサと新規に作成した蛍光酸素センサを取り付け、6000mまでの観測を数点行った。 ウインクラ法による滴定値と蛍光酸素センサの電圧値が深層では滴定値の分布パターンに良く追従しているようであるが、表層に近いところでは値が一致していないようでる。このことは、他の観測点の観測結果でも見られた。原因としては、深層で高圧力がセンサチップに懸かり歪みが生じるが、深層から約300m付近までは、センサチップが追従している様である。しかし300m以浅になると歪みが戻りきれないようである。 また係留型蛍光酸素センサについては、室内実験結果から見ると温度・酸素・バッテリー電圧値が短時間であるにも関わらず、電圧値下降が起きていることが解った。また、バッテリーの消耗に伴い、計測値がドリフトしている。この原因については現在調査中であり、改良を加え完成をさせる予定である。
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