2002 Fiscal Year Annual Research Report
通貨危機後の東南アジア諸国における企業・金融部門の改革・再編に関する実証的研究
Project/Area Number |
14402017
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
西口 清勝 立命館大学, 経済学部, 教授 (20039465)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 郁郎 金城学院大学, 現代文化学部, 教授 (60105749)
井手 啓二 長崎大学, 経済学部, 教授 (50066718)
小木 裕文 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (70160786)
西澤 信善 神戸大学, 国際協力科, 教授 (30164552)
藤田 和子 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (80209048)
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Keywords | 東南アジア / 通貨危機 / マハティール構想(EAEG) / 華人社会 / 中国新移民 / 銀行システム再編 / 日系企業 / 日本-中国-東南アジア経済関係 |
Research Abstract |
当初の計画に則って今年度の研究活動を行った。研究活動の重点は次の2つにあった。 1.東南アジア島嶼部(マレーシア、シンガポール、インドネシア)の現地調査を日中共同で行った。期間は平成9月2日から13日までの11泊12日、参加者は日本側4名(西口、小木、井手、ルジハン)と中国側4名(李、劉、趙、呉)の計8名だった。日系企業および華人企業でのヒヤリング調査と現地の大学・研究機関での最新の情報収集を行った。 2.現地調査をふまえて、厦門大学南洋研究院においてワークショップを開催した。期間は平成15年1月7日から12日までの5泊6日、参加者は日本側6名(西口、小木、井手、山本、西澤、藤田、竹内)と中国側6名(李、劉、趙、呉、王、沈、朱)の計12名だった。 今年度の研究活動の成果は、上記のワークショップ(4つの部会で構成)で提出されたペーパーに纏められ、その多くは雑誌等で発表されることになっている。 1.マレーシア部会 報告1:趙洪:金融部門の発展におけるマレーシア政府の役割 報告2:西口清勝:通貨危機後の東アジアにおける地域協力-マハティール構想(EAEG)との比較研究-) 2.シンガポール部会 報告3:李国梁:通貨危機後のマレーシア・シンガポール華人社会に関するいくつかの考え 報告4:小木裕文:シンガポールの華人社会と中国新移民 3.インドネシア部会 報告5:呉崇伯:インドネシア銀行システム再編分析 報告6:山本郁郎:通貨危機後の労働組合運動と企業レベルの労使関係-インドネシアを中心に- 4.日中関係部会 報告7:井手啓二:日本-中国-東南アジア経済関係分析序論
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 西口 清勝: "危機後の東アジアにおける地域経済協力"立命館経済学. 53巻1号. (2003)
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[Publications] Kiyokatsu Nishiguchi: "Book Review on Malaysian Eclipse-Economic Crisis and Recovery edited by K.S.Jomo"Pacific Affairs. 75・2. 325-326 (2002)
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[Publications] 小木 裕文: "中国新移民とシンガポール華人社会"立命館国際研究. 15巻3号. 183-196 (2003)
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[Publications] 井手 啓二: "21世紀初頭の中国経済と東アジア"高知論叢. 76号. 1-18 (2003)
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[Publications] 山本 郁郎: "通貨危機後のインドネシアにおける労働組合運動と日系企業の労使関係"金城学院大学論集. 207号. (2003)
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[Publications] FUJITA Kazuko: "Restructuring of Japanese Manufacturing Industries Accelerated in East and Southeast Asia"高知論叢. 76号. 287-298 (2003)
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[Publications] 西澤 信善: "ラオスの開発と国際協力"めこん. 400 (2003)