2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14404014
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
町田 憲一 大阪大学, 先端科学イノベーションセンター, 教授 (00157223)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
巨海 玄道 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (00111146)
稲永 純二 九州大学, 先導物質化学研究所, 教授 (50091244)
佐藤 次雄 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (90091694)
福永 博俊 長崎大学, 工学部, 教授 (10136533)
杉本 諭 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10171175)
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Keywords | 希土類 / 省資源 / リサイクル / 先端材料 / 磁性材料 / 発光材料 / 水素吸蔵合金 / 触媒 |
Research Abstract |
本年度も昨年に続き、以下の調査研究を実施した。 (1)希土類資源の開発動向ならびに原材料の生産状況に関する調査(町田、伊東、足立、出来、稲永、Zhang, Lin, Jiang担当) 希土類資源の中国における分布の状況を調べると共に、これから原材料の生産動向を明らかにした。また、得られた結果をもとに、効率的な希土類の生産技術について検討した。 (2)希土類関連化学物の基礎物性とその応用に関する調査(巨海、出来、佐藤、福永、田中、町田、足立、Zhang, Ni, Su, Shen, Lin担当) 希土類の4f電子に関連する磁性、導電性、および光物性について、一連の希土類関連化合物を対象として上記の物性のうち新規なものについて、我が国と中国とを中心に調査を行った。 (3)希土類系先端材料の開発動向に関する調査(出来、佐藤、福永、杉本、田中、町田、足立、Zhang, Su, Shen, Lin担当) 高性能磁石、高輝度発光材料、光学結晶、水素吸蔵合金、触媒、等々を中心に、希土類先端材料の研究開発動向を調査した。 (4)希土類系化合物の試薬や触媒としての作用に基づく合成化学に関する調査(稲永、出来、佐藤、Zhang, Lin, Jiang担当) 希土類の配位不飽和性ならびにRedox作用を利用した触媒作用とその合成化学的応用について調査を行った。 (5)希土類と植物または動物(生体)との関係に関する調査(河合、篠原、稲永、Ni, Zhang, Lin, Jiang担当) 希土類の動植物に対する成長促進効果(肥効性)、生理作用等に及ぼす影響を実際の実験等をもとに調査した。 (6)希土類廃棄物リサイクルに関する調査(町田、伊東、足立、Zhang, Lin, Jiang担当) 中国国内での希土類廃棄物のリサイクルの現状等について調査した。 ○以上の成果もとに、平成16年11月15、16日に京都で国際会議(Conference on New Development of Rare Earth Science and Technology)を開催した。
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Research Products
(7 results)