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2002 Fiscal Year Annual Research Report

メキシコ・ブラジル産ステビア属の種分化

Research Project

Project/Area Number 14405014
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

矢原 徹一  九州大学, 理学研究院, 教授 (90158048)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河原 孝行  森林総合研究所, 北海道支所, 研究グループ長 (90221902)
副島 顕子  大阪府立大学, 総合科学部, 助手 (00244674)
渡邊 邦秋  神戸大学, 理学部, 教授 (80031376)
小林 史郎  九州大学, 大学院・理学研究院, 学術振興会特別研究員
Keywords有性生殖 / 無性生殖 / 種分化 / ステビア属 / AFLP / 進化速度
Research Abstract

本研究は、顕著に適応放散を遂げたグループに関するケーススタディとして、メキシコと南米で多様化しているステビア属を材料に、染色体・分子系統・種分化・適応放散に関する包括的な研究を行うために実施される。とくに、現地調査によって、必要な研究材料を収集することに大きな力点が置かれている。
本年度は、プラジルにおいて6月に野外調査を実施した。初めての訪問であり、すでにステビアの植物体はほとんど枯れている状態であったにもかかわらず、7種の材料を入手し、染色体観察を行うとともに、DNAサンプルを得た。メキシコでは、無性生殖を行う倍数体が多くの種にふつうに見られるが、今回得たブラジル産の種はすべて有性生殖を行う2倍体であった。さらに、3月1-13日に2回目のブラジル調査を実施し、上記の傾向の一般性を確かめるための資料を収集した。
また、10月にメキシコを訪問し、ハリスコ州・シナロア州において、Stevia origanoidesに関する集中的な調査を実施した。ハリスコ州では、有性型2倍体が3つの隠蔽種に分化しており、シナロア州では有性型2倍体が2つの隠蔽種に分化していた。これらの隠蔽種が同所的に分化したものか、それとも異所的に分化したあとで二次的に接触し、同所性を示しているかを判別するために、AFLPマーカーの開発に着手した。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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