2004 Fiscal Year Annual Research Report
歯科治療介入が及ぼす口腔内QOLに関する国際比較調査-患者の評価による治療成績の検討-
Project/Area Number |
14406027
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Research Institution | HIROSHIMA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
濱田 泰三 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (50034244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
貞森 紳丞 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (40187167)
村田 比呂司 広島大学, 病院・講師 (40229993)
洪 光 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (70363083)
河村 誠 広島大学, 病院・講師 (10136096)
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Keywords | QOL / 義歯安定剤 / 義歯洗浄剤 / 日本 / インドネシア |
Research Abstract |
EBMにのっとった歯科医療が提唱されてから久しいが、わが国では明確なエビデンスの多くを欧米の研究成果に負っている。おそらく今後も国際化に伴い、欧米の知見をわれわれの臨床に移入しつづけるであろうと考えられる。しかしながら、こと補綴物など患者の認識により評価される必要がある治療行為には一定の配慮が必要である。すなわち、口腔のQOLに関しては必ずしも文化的・社会的差異のある他国のエビデンスが自国のエビデンスにはなりえないということがSlade(1996)らの報告からも推察されるからである。そうした際、今度は日本を中心として他国あるいは他文化間において一定の治療介入が、患者のQOLに対してどのような影響を与えるのかを検証することは非常に重要なことである。しかし、患者の認識から評価することはほとんど行われてきてない。本研究は補綴治療の典型的な欠損状態を持つ者および典型的な補綴物を有するものに注目し、それらの口腔内QOLが異文化間でどう異なるのかを明らかにする点である。 今年度は去年行った日本およびインドネシアにおいて、義歯安定剤および義歯洗浄剤についての知識、経験、教育についてアンケート調査の結果をもとに、歯科治療介入が口腔内QOLに及ぼす影響およびその国間の差異を分析した。これらの分析結果は日本歯科補綴学会中国・四国支部平成16年度総会および第30回学術大会、第6回軟質義歯裏装材研究会で発表された。現在、これらの研究成果を欧文誌に投稿中である。
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