2003 Fiscal Year Annual Research Report
華厳経入法界品梵文原典の批判的校訂と現代語訳にもとづく華厳経の新解釈
Project/Area Number |
14510026
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
田村 智淳 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (80025064)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
フランシス ブラサル 宮崎国際大学, 助教授 (10341645)
桂 紹隆 広島大学, 文学部, 教授 (50097903)
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Keywords | 華厳経 / 十地経 / 加持 / 神変 / adhisthana |
Research Abstract |
昨年来続けていた"Gandavyuha" Vaidya本の電子入力テキストの校正、およびSuzuki本との校合は終了した。今年は研究分担者と共に、以下の6箇所から入手可能な写本29本のマイクロフィルムを入手ないし注文した。 入手済みのもの; 1.Two (2) Turfan Fragments from the Staatsbibliothek zu Berlin, Germany 2.Four (4) Mss. from the Bibliotheque Nationale in Paris, France 3.Nineteen (19) Mss. from the Nepal Research Centre, Kathmandu, Nepal 注文済みのもの; 4.One (1) Ms. from the Library of the Royal Asiatic Society in London, UK 5.Two (2) Mss from Cambridge University Library, Cambridge, UK 6.One (1) Ms. from the Oriental Institute of the M.S. University of Baroda, Vadodara, India これらの写本の約25%が謝金を使ってデジタル化されており、この作業は来年も続くことになる。または共同研究者の一人はデジタル化された写本を、相互にリンクさせて、同時にコンピュータ・スクリーンで見られるように種々の工夫をした。写本のデジタル化とリンクは来年度には完成させたい。 それぞれの写本の系統および年代を確認するため、入力・校正済みのVaidya本を底本にして、これら入力済みの写本(Bibliotheque Nationaleからの3写本とNepalからの1写本)を各行ごとに校合しつつある。現在のところ第2章の途中までしか進んでいないが、来年度は、最も年代が古いとされるRoya. Asiatic Societyからの写本のデジタル化を最優先させると共に、現在進めている校合のスピードを増していきたい。
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