2003 Fiscal Year Annual Research Report
心身症・神経症等を伴う不登校児の心理・行動特性及び指導法に関する研究
Project/Area Number |
14510182
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Research Institution | The National Institute of Special Education |
Principal Investigator |
武田 鉄郎 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 病弱教育研究部病弱教育研究室, 主任研究官 (50280574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 昌邦 横浜国文大学, 教育人間科学部, 教授 (80262400)
篁 倫子 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 病弱教育研究部病弱教育研究室, 室長 (10280570)
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Keywords | 心身症・神経症等 / 不登校 / CBCL(=Child Behavior Checklist) / TRF(=Teacher's Report Torm) / YSR(=Youth Self Report) / 病弱養護学校 / 情緒・行動評価 |
Research Abstract |
心身症・神経症等を伴う不登校の児童生徒に関する文献研究や心身症・神経症等を伴う不登校の児童生徒が多数在籍する病弱養護学校を訪問し、心身症等の児童生徒の心理・行動特性、教育課題に関する情報を収集した。 また、心身症・神経症等で不登校の経験をもつ児童生徒が多く在籍する病弱養護学校8校(児童生徒数約150人)とそこに隣接する病院並びに保護者に研究協力を要請し,以下の調査を実施した。調査の方法は,面接と質問紙を用いて行った。 (1)個々の児童生徒の不登校の背景や心理社会的因子による身体症状を面接と質問紙を使用して把握した。不登校の直接の原因やその発生時期・期間・経過についても病院からの情報や教師からの情報,保護者から情報を収集した。 (2)T.M.Achenbachらが開発し,近年我が国においても標準化された子ども用の情緒や行動を評価する包括的な質問紙[親用のCBCL(=Child Behavior Checklist),教師用のTRF(=Teacher's Report Torm)と本人用のYSR(=Youth Self Report)]を使用し,三者の立場から多面的に情緒や行動を評価した。同時に、5ケース事例研究を実施した。 今後は、引き続き事例研究を進めながら、三者の立場から多面的な情緒や行動の客観的評価を参考にし、指導と児童生徒の変容と関連づけられるかどうかを検討することが課題である。
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