2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510202
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
水野 かほる 静岡県立大学, 国際関係学部, 助教授 (90262922)
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Keywords | 司法通訳 / 外国人事件 / 通訳の正確性 / ワイヤレス通訳システム / 通訳料金 / 通訳の適性基準 |
Research Abstract |
1.司法通訳人に対するグループ・インタビュー調査 司法通訳人から見た司法通訳の実態と問題点を明らかにするため、司法通訳人に対してグループ・インタビュー調査を実施した。グループ・インタビューは、グループ討議によりある特定の話題に対して率直で日常的な会話を作り出すことが可能な調査方法とされるため、本研究の目的には適っていると思われる。 ・調査実施日:2002年9月 ・被調査者:静岡及び関西で司法通訳に携わっている通訳人12人・ 調査内容:ワイヤレス通訳システムの是非、司法通訳実施における正確性とその確認について、資格化の議論について、賃金支給方法について、言語面・文化面・法律面に関する課題、通訳人の役割について、研修制度について、等。 インタビューの内容をテープ録音し、文字化の後に分析する。調査時に書記をつとめてくれ、文字化を依頼した協力者の病気のため作業が遅れ、現在分析作業中である。 2.上記テーマに関する文献・資料の収集 3.関係研究会・学会等への出席 ・2002年9月15日 日本通訳人協会2002年度第1回研修会 ・2002年11月30日・12月1日 第1回日本言語政策学会研究発表会、等 4.裁判傍聴 東京及び静岡の裁判所にて要通訳事件の裁判を傍聴。
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