2002 Fiscal Year Annual Research Report
近代日本における教育情報回路形成の歴史的研究(1)-情報回路としての地方教育会-
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14510258
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
梶山 雅史 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60066347)
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| Keywords | 教育情報 / 教育史 / 教育会 / 情報回路 |
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| Research Abstract |
1.宮城県における明治期の教育会雑誌として現存する以下の巻号について、電子複写ならびにマイクロフイルム作成によって複写作業を完了し、基礎資料の分析を行った。
宮城私立教育会雑誌第1号〜第15号(明治17年12月〜19年3月)
宮城教育会雑誌第16号〜21号(明治19年4月〜19年9月)
宮城県教育雑誌第1号〜第97号(明治27年9月〜37年6月)
これら教育会機関誌が掲載した教育情報、特に「論説」、「内外教育景況」、「教育会録事・活動報告」、「官令解説」等の内容分析を行い、情報の担い手の経歴、県内教育関係情報の流れ方と情報の質、県外教育関係情報の摂取・伝達の様相等について研究を進めた。
2.明治17年〜25年に開催された「奥羽及北海道九県連合学事会」、明治30年〜39年に開催された「奥羽六県北海道連合教育会」について、各会の参加者、討議内容、連合教育会の性格・機能について研究を進めた。
3.山形県教育雑誌、福島私立教育会雑誌・福島県教育雑誌、福島県教育回顧録、茨城教育協会雑誌、山梨教育学会雑誌・山梨教育会雑誌、山梨県教育会史、千葉教育(会)雑誌、千葉教育会館史、東京教育会雑誌・東京教育雑誌、神奈川県教育会五十年史、京都府教育(会)雑誌、私立岡山県教育会雑誌、山口県教育会誌、大分県教育会史、台湾教育会雑誌(復刻版)等の部分複写あるいは古書購入によって基礎資料を収集した。
4.梶山編著『岐阜県教育史通史編近代一』において、「教員・教員養成」、「教育会」、「教育行財政」の章節を執筆し、教育会発足から県教育会が全県下各郡市教育会の統一組織となるプロセス、そのプロセスにおける師範学校・教育会・行政の連携構造を明らかにし、明治前半期の岐阜県における教育情報回路の形成過程を詳細に描出した。
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Research Products
(1 results)
