2003 Fiscal Year Annual Research Report
ドイツにおける文化創出システム《ドクメンタ》へのバウハウス教育学の貢献について
Project/Area Number |
14510282
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
鈴木 幹雄 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70163003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 哲哉 和歌山大学, 教育学部, 教授 (50031810)
堀 典子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (90057117)
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Keywords | ドクメンタ / バウハウス教育学 / 戦後ドイツ芸術学校改革 / アーノルト・ボーデ / E・マタレ / デュッセルドルフ芸術大学 / G.フィーツ / ベルリン芸術大学 |
Research Abstract |
(1)本科研の課題設定:申請者達は、戦後ドイツ文化創出システム《ドクメンタ》に対してバウハウス教育学とバウハウス第二世代が果たした役割について研究しようとした。その際、バウハウス教育学の存在と意味を、ドイツの社会・文化システムという枠組みの中に位置付けて考察することが重要な手掛りとなると考えた。 (2)第1年度研究成果:成果は、「アーノルト・ボーデとカッセル・ドクメンタへのその刺激について--《バウハウス第二世代》と初期ドクメンタとの相互関係を手掛かりとして--」(鈴木幹雄、学会発表、学会誌掲載予定論文)として実現された。 (3)第2年度(平成15年度)の研究課題と研究発表: ・研究課題: 1)カッセル芸術大学教授の戦後改革と同大学自由芸術コース主任教授F・ヴィンターの改革。 2)デュッセルドルフ芸術大学学長代理E・マタレの造形芸術的・芸術教育学的理念とその弟子たちへの影響について 3)ベルリン芸術大学教授G・フィーツの造形芸術的・芸術教育学的理念について 本年度の研究プランは、2003年3月28日(横浜国立大学)と、12月24日(和歌山大学)の会議において意見交換・調整された。 ・研究成果:これら三つの課題研究は、2004年3月末に開かれる第26回美術科教育学会において次の三つの発表として公開・報告される。また2004年度中に学会誌等に公開される予定である。 -「初期カッセル・ドクメンタとアンフォルメルの作家集団ZEN49の展開」(鈴木幹雄)、-「デュッセルドルフ芸術大学教授E・マタレの教授(芸)術について」(堀典子)、-「バウハウス第二世代の模例としての芸術家G・フィーツ」長谷川哲哉)。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 鈴木幹雄: "アーノルト・ボーデとカッセル・ドクメンタへのその刺激について--《バウハウス第二世代》と初期ドクメンタとの相互関係を手掛かりとして--"美術教育学『美術教育学』. 第25号(第一校中に付き未定、掲載予定). (2004)
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[Publications] 鈴木幹雄: "イッテン・シューレ日記と教育改革者イッテンと芸術教育学的基礎づけについて"神戸大学発達科学部児童発達論講座『児童発達研究』. vol.7.(掲載予定). 69-85 (2004)
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[Publications] 堀 典子: "プリンス・ルドルフ・ツァ・リッペ教授の「感覚を重視した美術教育」について"日本美術教育研究紀要. 第38号(第一校中に付き未定、掲載予定). (2004)
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[Publications] 長谷川哲哉: "バウハウス第二世代の画家/教師としてのG・フィーツ"和歌山大学大学院教育学研究科美術教育専修紀要『造形芸術研究』. 第9号. 5-24 (2003)
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[Publications] 岡本康明編著: "『ヨハネス・イッテン 造形芸術への道 関連企画記録集』担当部分:鈴木幹雄「J・イッテンとドイツにおける戦後芸術学校の芸術教育学への貢献について」"宇都宮美術館(未定5〜7月出版予定(未定)). (2004)
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[Publications] 堀 典子, 茂木一司, 山田一美他著: "教員養成における美術教育の役割 --教育、研究、社会貢献の在り方を探る--"日本教育大学協会 全国美術部門 関東支部会調査委員会. 132(75-85) (2004)