2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510413
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
前野 弘志 広島大学, 大学院・文学研究科, 助手 (90253038)
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Keywords | ギリシア / 碑文 / 文化 / ポリス / 統合 / リテラシー |
Research Abstract |
アッティカにおける碑文文化の分析はほぼ終了し、まとめの段階に入ったといってよい。今年度の実績は以下の通り。 1.碑文と場所の関連および碑文相互の関連については、4月17日に東京大学で開催された国際シンポジウムInternational Symposium on Ancient Mediterranean Worldにおいて、「Inscription Link」と題して発表した。その成果は、同タイトルで欧文雑誌KODAI Journal of Ancient History vol.13に掲載される予定である。 2.アッティカにおける碑文建立と民主政の関係については、8月6日に国民宿舎めかり山荘において開催された2004年度広島西洋史学研究会大会において、「名誉の共同体-碑文建立と民主政-」と題して発表した。 3.その成果は、佐藤眞典先生御退職記念論集準備会(編)『佐藤眞典先生御退職記念論集 歴史家のパレット』において、「冠の共同体-古典期アテナイにおける碑文建立と民主政-」と題して公表した。 4.碑の形態については、9月23日に東洋大学において開催された古代世界研究会サマーセミナーにおいて、「アッティカ碑の形態論」と題して発表した。 5.もう一つのケーススタディとしてのマケドニアの碑文文化に関する現地調査して、2005年2月25日から3月6日にかけて、テッサロニキ博物館を中心とて、アイガイおよびヴェルギナの遺跡を調査した。
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Research Products
(2 results)