2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510444
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
矢澤 真人 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (30182314)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 修 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (30250997)
石塚 修 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (10282287)
塚田 泰彦 筑波大学, 教育学系, 教授 (50163762)
森山 卓郎 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (80182278)
|
Keywords | 教科教育文法 / 文法教育 / 口語文法 / 言語事項 |
Research Abstract |
本年度は、研究組織を立ちあげるとともに、文法教育の歴史やその理念など基本事項の調査・検討、現在の学校教育における日本語文法教育の実態調査などを進めた。また、研究分担者間の意見交換とこの分野に関わる研究者や教育実践者との連携を深めるため、研究会を2回開催すると共に、本年度の研究成果を中間報告書にまとめた。 1)研究会の開催(平成14年7月・12月) 科研費研究分担者を中心に、関係分野の研究者および現職教員が参加する研究会を開催し、現在の国語科における文法教育の実情や問題点、今後の課題などについて検討した。7月の研究会では、「新しい文法指導と教科書教材のあり方」をテーマとした基調報告をもとに、現在の文法理論と実際の文法教材との関わりについて意見を交換した。12月の研究会では、「発展的文法指導と教科書教材のあり方」および「国語科における教育文法について」をテーマとした基調報告をもとに、教科書における文法事項の記述に関わる問題点について意見を交換した。 2)研究中間報告書の作成・発行(平成15年3月) 平成14年度の研究成果をまとめ、中間報告書『日本語のの文法教育1』を編集・発行(3月31日付;全140ページ)。本年度は、「新しい教科教育文法にむけて」(矢澤)、「国語教育における『文法的思考』」(森山)、「文法教育の意義小考」(橋本)など、基本的方向付けに関わる論考を中心に、9編の論文・資料を収めた。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] 矢澤 真人: "新しい教科教育文法にむけて"平成14年度中間報告書『日本の文法教育I』. 59-68 (2003)
-
[Publications] 森山 卓郎: "国語教育における「文法的思考」"平成14年度中間報告書『日本の文法教育I』. 47-58 (2003)
-
[Publications] 橋本 修: "文法教育の意義小考"平成14年度中間報告書『日本の文法教育I』. 13-22 (2003)
-
[Publications] 矢澤 真人 (編): "平成14-16年度科研費基礎研究C(1)「日本語教科教育文法の改善に関する基礎的研究」 平成14年度中間報告書『日本の文法教育I』"筑波大学文芸・言語学系矢澤研究室. 140 (2003)