2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510444
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
矢澤 真人 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (30182314)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚田 泰彦 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50163762)
石塚 修 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 講師 (10282287)
橋本 修 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 講師 (30250997)
森山 卓郎 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (80182278)
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Keywords | 国語科教育 / 文法教育 / 口語文法 / 言語事項 / 文法教育史 / 学校文法 |
Research Abstract |
文法教育に関わる基本的な事項の調査・検討を進め、現在の学校教育における日本語文法教育の実態調査を進めるとともに、全体のとりまとめを行った。昨年に続き、研究分担者間の意見交換と、広く他の研究者や教育実践者との連携を図るために研究会(日本語文法教育研究会)を開催した。さらに、各種学会のシンポジウムにおいて、本研究の成果を発表するとともに、研究成果を最終報告書にまとめた。 1)研究会の開催(平成16年11月) 科研費研究分担者を中心に、関連分野の研究者および現職教員が参加する研究会を開催し、現在の国語科における文法教育の実情や問題点、明治以来の言語政策と教科教育における言語教育との関連、国語科における作文教育と文法教育との関連等について検討した。 2)各種学会のシンポジウムへの参加 日本国語教育学会、日本言語政策学会のシンポジウムにパネリストとして参加し、本研究の成果を示し、多数の研究者や現職教員と意見を交換した。 (1)第67回日本国語教育学会全国大会(2004年8月9日;青山学院大学)のシンポジウム「母語の獲得を支援することばの教育」にパネリストとして、矢澤真人が参加し、「小中学校の文法教育の意味づけ」と題して基調報告を行い、他のパネリスト・会場参加者と意見を交換した。 (2)日本言語政策学会第4回大会(2004年11月21日;國學院大學)のシンポジウム「国語教育の思想・理論を問い直す」にパネリストとして矢澤真人が参加し、「学校文法の問題点とは何か-母語話者への文法教育を考える-」と題して基調報告を行い、他のパネリスト・会場参加者と意見を交換した。 3)研究報告書の作成・発行(平成17年3月) 本研究全体の研究成果をまとめ、報告書『日本の文法教育III』を編集・発行した(3月31日付け・139ページ)。14編の論文を収録する。
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Research Products
(4 results)