2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510499
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Research Institution | Kumamoto Gakuen University |
Principal Investigator |
丁 鋒 熊本学園大学, 外国語学部, 教授 (20320418)
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Keywords | 日中對音資料 / 琉中対音資料 / 音韻 / 方言 / 歴史 / 語学 / 官話 / 音韻再建 |
Research Abstract |
今年度は『日中・琉中対音資料による中国語音韻史の総合的研究』という研究課題に対して主に以下の研究実績をあげました。 第一は16年6月に中国の銀川市で行った中国語言学会第十二回学会及び第二回国際中国語文学術研討会で小論『「日本考略・寄語略」反映的十六世紀呉語音韻』を発表できたこと、それに会場学者の意見を収集して論文を修正してから熊本学園大学附属海外研究所の所報『海外事情研究』第32巻第1号(2004年9月)によって正式に発表したことでした。 第二は17年2月東京に出掛け、内閣文庫と都立日比谷図書館で資料収集して成果を得たことです。日比谷図書館で事前に知っていた資料を複写しただけではなく、その上新しい資料も一つ出会い、研究の拡大ができるから、非常に嬉しく思います。 第三は院生の協力を得て資料の整理と入力が大いに進んだことです。終結の来年に向かって、研究纏めのデータ累積は一層充実になりまして、完成年度の研究量の完成可能性に自信もつけられました。 今年度中国で出版予定していた論文集が遅れ、発表予定の小論『日漢対音資料漢語音韻史的研究方法和理論基礎』の正式発表が来年度に待つこととなりました。 科学研究費助成金のお陰で今年度の課題進展は年度計画を達成して大きな一歩前進できたことに心より感謝の意を表します。
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Research Products
(2 results)