2004 Fiscal Year Annual Research Report
英語の形態論、意味論・語用論研究と辞書学にもとづく「英語接辞辞典」の作成
Project/Area Number |
14510531
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
西川 盛雄 熊本大学, 教育学部, 教授 (30040489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福澤 清 熊本大学, 文学部, 教授 (80136697)
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Keywords | syntax / generic / productivity / lasting / latinate / morphology / creativity / combining form |
Research Abstract |
本研究においては研究代表者は形態論・辞書論の理論的な面を担当し、研究分担者はコンピューターによるコーパスや書物・雑誌を活用した資料的な面を担当してきている。本年度は謝金によって3人の大学院生も加わり、英語接辞に関するデータの収集と分析に当ってきた。 本年度は、従来の研究成果を受け、本来の古英語、中英語に加えて外来のギリシャ・ラテン語を語源としてもつ英語の接頭辞とその生産性(productivity)について考察した。具体的には、接頭辞形成過程のうち、語頭接辞に焦点を当て、<発音><語源><意味><下位範疇><語例><語法用例>の6つの項目について解析と解説の作業を進めて来ている。 研究実績としては当初の辞基本方針に沿って福澤は具体的実例の収集を行い、西川は形態論・辞書論の理論的かつ語法的分析を行い、二本の論文と一本の書評論文を発表した。論文としては(1)『接辞形成のストラトジー』と題して大阪大学河上誓作教授退官論文集に発表、また(2)『Some Aspects of Productivity in Affixation』(英文)と題して本年度『熊本大学教育学部紀要論文:人文科学編』(第53号)に発表した。さらに現在(3)書評論文"Morphological Productivity"(英文)は現在熊本大学学術誌『英語英文学』に執筆、第二校が終了しているところである。
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Research Products
(4 results)