2003 Fiscal Year Annual Research Report
マルチメディア利用による仏検準備のためのシステム構築と教授法の研究
Project/Area Number |
14510573
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
大久保 政憲 千葉工業大学, 社会システム科学部, 助教授 (50296315)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長野 督 北海道大学, 言語文化部, 助教授 (30312408)
川口 顕弘 千葉商科大学, 商経学部, 教授 (40049929)
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Keywords | フランス語 / フランス語教育 / 語学教材 / E-learning / WBT |
Research Abstract |
1.E-learning教材作成発信システムとしてLinux対応のTERRAを新規に導入し、マイクロソフト社製以外のブラウザーからもアクセス可能とした。これにともない、OPUSで開発した教材のTerraへの移行作業を継続している。昨年度制作し有効性を確認できた「会話パネル」と称する教材パターンもTERRAへ移植した。 2.仏検準備用教材として蓄積してきたプリント教材に大幅に加筆し、またネイティブスピーカーと共に校閲したのち、彼らの協力の下に、プリント教材に対応した音声素材を制作した。 3.仏検はもとよりフランス語学習全体の基礎となる語彙力を強化するための教材制作を目標に、その前段階として、取り扱うべき基本語彙の範囲を明確にするために、既存の複数の語彙リストを調査し、それらを比較検討した。その結果、リストによって選択語彙の範囲にかなりの違いがあることが明らかになった。また、市販の語彙学習教材で取り扱われている単語のリストを独自に制作し、一方では、仏検4級・3級で過去6年間に出題された問題中の単語の頻度表を制作した。基本語彙に関するこのような調査結果に基づいて、学習者の学習レベルに応じた語彙学習教材を、「会話パネル」などの学習パターンとして学習者に提供することが今後の課題である。 4.XMLで記述した仏和辞書データをホームページに置き、ブラウザーからアクセスする仕組みを制作した。仏和辞書データそのものには改良の余地が大いにあり、基本語彙に関する調査結果をもとに、辞書データを点検し、使用頻度などに基づいて見出し語の表示法に強弱を付けることなどが課題である。 5.E-learning教材が提供する選択式ドリルとか反復練習教材を活用するに至る前段階として、通常授業用のオーソドックスな導入教材制作を想定し、そのプランを固めた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 大久保政憲: "フランス語e-Learningの試み"パソコンリテラシ. 第28巻第7号. 2-7 (2003)
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[Publications] 大久保政憲: "WBTによるフランス語教育教材の効果"日本教育工学会論文誌. 27巻第3号. 357-364 (2003)
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[Publications] 川口顕弘: "意欲なき学生群を前提とする一つの教育理念"千葉商科大学紀要. 第41巻第4号. 35-48 (2004)