2005 Fiscal Year Annual Research Report
ファンタジーの力(ホフマン、グリム兄弟、エンデを中心に)
Project/Area Number |
14510589
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
梅内 幸信 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (00145450)
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Keywords | ファンタジー / ホフマン / グリム童話 / エンデ / ドイツ・ロマン主義 / 深層心理学 / イメージとシンボル / 精神分析 |
Research Abstract |
最終年度である平成17年度の研究実績は,以下の通りである。 1.ホフマン文学・グリム童話・エンデ文学,とりわけグリム童話に関する文献とDVDによる資料を収集した。 2.「グリム童話2話における文化的変位について-『死神の名付け親』(KHM44)と『歌う骨』(KHM44)-」を鹿児島大学法文学部紀要「人文学科論集」(第62号)に公表した。 3.Eine komparastische Studie zum Todes- und Kerzen-Motiv in einem Grimmschen Maerchen und einem japanischen Rakugo-Stueck〔グリム童話と日本の落語における死とローソクのモチーフに関する比較研究〕を「ゲーテ年鑑」(第47巻)にドイツ語で公表した。 4.「M.エンデの『モモ』に見られるファンタジー」と題して,「日本ヘルダー学会春季研究発表会」(2005年5月21日([土]慶応義塾大学三田キャンパス)で口頭発表した。 5.Ueber die kulturelle Verschiebung in 2 Grimmschen Maerchen -,Der Gevatter Tod"(KHM44) und,Der singende knochen"(KHM28)-と題して,「第14回国際口承文芸学会」(14th Congress of the Intemational Society for Folk Narrative Research(ISFNR)July26-31 2005,Tartu, Estonia)で,ドイツ語で口頭発表した。 6.「ファンタジーの力」と題するテーマに関する報告を作成し,公表した。
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Research Products
(3 results)