2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510610
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
吉本 啓 東北大学, 留学生センター, 教授 (50282017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 芳樹 筑波大学, 文芸言語学系, 助教授 (30306831)
藤波 努 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助教授 (70303344)
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Keywords | 統語処理 / 音韻処理 / HPSG / 発話生成 |
Research Abstract |
コンピュータ言語学および形式文法の立場から、文の意味から音声発話にいたるまでの意味論・統語論・形態論・統語論の各部門の相互関係をモデル化した。 吉本は発話生成文法における各部門の相互関係、特にそれらの間のインタフェースの効率化についての基本的な検討を行い、また基礎的な文法の設計と辞書のプロトタイプを開発した。 藤波は文のプロソディーを正しく与えるための音韻規則および辞書の音韻情報についての検討を行った。その成果を利用して、文の音韻情報から音声発話を出力する音声合成システムのプロトタイプの開発を行った。 森は過去の形式意味論の成果の発話生成文法の意味部門への応用について検討した。特に、焦点情報が各部門間のインタフェースを通じて伝播・処理される過程を研究した。 開発した音声合成システムのプロトタイプを藤波のホームページで公開した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] K.Yoshimoto: "A Compositional Semantics for Complex Tenses in Japanese"F. van Eynde et al.(eds.)Proceedings of the 8th International Conference or Head-Drive Phrase Hruoture Gramcnan. 300-319 (2002)
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[Publications] K.Yoshimoto 他: "English Speech Database Read by Japanese Learners for CALL System Development"Proceedings of International Conference on Language Resources and Evaluation. 896-903 (2002)
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[Publications] M.Kobayashi, K.Yoshimoto: "Association of Floating Quantifiers with NPS. A Linear Order Perspective"言語処理学会 第6回年次大会 発表論文集. 171-174 (2002)
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[Publications] 森 芳樹: "認知言語学の周辺領域-論理と文化のインタフェース"認知言語学入門 第1巻 認知言語学への招待. (印刷中). (2003)
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[Publications] Y.Mori: "wie prazmatis die ist aspekt komposition?"Grammatis de kategorin aus sprach historism and typologis der prospektive. (印刷中). (2003)