2004 Fiscal Year Annual Research Report
英日語の談話標識の歴史的発達:意味・機能の語用論化・主観化
Project/Area Number |
14510630
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
小野寺 典子 青山学院大学, 文学部, 助教授 (90248899)
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Keywords | 談話標識 / 歴史的発達 / 語用論化 / 主観化 / 文法化 / 英日語 |
Research Abstract |
(1)本研究(基盤研究C 14510630)の計画のうち、大きな目標の一つは、これまで行ってきた「談話標識の歴史的発達」についての研究成果をまとめ、海外の出版社から本として出版することだった。平成15年度にデータの大幅な見直しを行い、つづく本年度は新しい分析結果を踏まえ、改訂版の執筆を夏に終了、2004年12月23日にアムステルダムJohn Benjamins社からJapanese Discourse Markers (Pragmatics and beyond new series 132)を刊行した。 (2)2004年9月26-29日、The Second Oxford-Kobe Linguistics Seminar : International Symposium on the History and Structure of Japanese(at Kobe Institute, St.Catherine' College, University of Oxford)において、"Evolution of 'd' connectives -- A productive process and its motivation : From a histrical pragmatic study of Japanese"をポスター発表した、文法の歴史的変遷について先端の研究をする人たちが、日本国内外から集まり、研究発表する場であったので、意義深いセミナーであった。 (3)2005年3月20日、第15回社会言語科学会研究大会(於:早稲田大学)に於いて「歴史語用論(Historical Pragmatics)という視点:日本語の研究例」の口頭発表を慶応大学鈴木亮子氏とともに行った。言語学の新領域を紹介すると共に、自分達の研究成果の発表となった。 (4)2005年7月開催のIPrA(於:イタリア)大会に申請していたシンポジウム"Historical changes in Japanese"が採択された。パネル参加者・ディスカッサントと連絡を取りつつ、準備を進めている。
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Research Products
(2 results)