2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510631
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
須藤 路子 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (60226587)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松野 和彦 名古屋外国語大学, 外国語学部, 教授 (90029679)
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Keywords | 英語のリズムパターン / 第二言語習得 / 音声言語 / 指導法の効果 / 弱形 / 英語発音訓練 / 談話 / 生成パターン |
Research Abstract |
今回の研究の目的は、英語のリズムパターン習得における異なる英語指導法の効果を比較することと、長期にわたる留学におけるような言語環境がない状況で、短期間の発音訓練により英語のリズムパターンの上達がどの程度可能であるかを観測することである。 被験者を米語母語話者と日本人英語学習者として、生成実験を実施した。日本人被験者は海外滞在経験のない大学1年生で、4ヶ月間にわたり英語音声学の理論に基づいた発音訓練のみを実施する授業(グループ1)、または、会話やプリゼンテーションを中心とした英語の授業(グループ2)を受講した学生である。2グループの日本人被験者とも、第一回目の授業時と受講4ヶ月後授業時の2回のセッションにおいて、同一のテキストを読んでもらい、それをビデオに収録した。両グループの授業においては、この特定のテキストについての指導、練習は行われず、被験者は4ヶ月の学習内容を応用して2回目の録画を行った。 第二回録画時、グループ1においては、特に弱形の生成が母語話者のパターンに近づき、文アクセントの観点からすると母語話者のパターンに近づいたリズム生成パターンが観測された。一方、グループ2においては、第2回録画時においても、文アクセントに関しては顕著な変化は観測されなかった。短期間であっても、発音訓練の授業を受講した学習者のリズムパターン生成には通常の英語の授業を受講した学習者にはみられない指導の著しい効果が観測された。今回の実験における測定結果から、長期にわたる留学におけるような言語環境がない場合でも、短期間の発音訓練によってリズムパターンの上達が可能であることが示された。
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Research Products
(1 results)