2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510637
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Research Institution | Kyoto Women's Junior College |
Principal Investigator |
石川 圭一 京都女子大学短期大学部, 助教授 (40259445)
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Keywords | 音節区分 / 音節構造 / 音節 / モーラ |
Research Abstract |
本研究の目的は、英語話者と日本語話者が母音間に2つの子音を含む音節からなる英単語と無意味語をどのように2つに分けるかを、written taskとoral taskを通して調べることである。 平成15年度は、以下の事を行った。 1)written taskによる実験の成果を口頭発表した。(2004年度日本音声学会全国大会、2004年9月、於:関西大学) 2)上記の成果を論文にまとめた。(Essays and Studies,49,京都女子大学英文学会編) 3)実験材料としての無意味語の作成:母音間に2つの子音を含む2音節からなる無意味語を84個作成し、DATに録音、PCに保存した。これらの単語は、4つの要因(子音群のlegality,強勢母音の位置、強勢母音の長さ、接尾辞を持つかどうか)をコントロールして選定された。 4)日本語話者を対象にしたoral taskによる実験の実施:京都女子大学英文学科の学生29人に対し、oral taskによる実験を行った。参加者は、ヘッドフォンから聞こえる英単語と無意味語を聞いた後、その後を間に約2秒のポーズを入れて、2つに分けた。 5)得られたデータを分析中である。 平成16年度は、米国でアメリカ英語話者を対象にした実験を実施し、日本語話者の結果と比較し、音節区分および音節構造における普遍性と言語個別性について考察し、成果を発表する予定である。
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