2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510637
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Research Institution | Kyoto Women's University, Junior College |
Principal Investigator |
石川 圭一 京都女子大学短期大学部, 助教授 (40259445)
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Keywords | 音節 / 音節区分 / モーラ / phonotactic legality / 形態知識 / ストレス |
Research Abstract |
平成17年3月現在、データの解析中である。しかしながら、次のような予想が可能である。 1)英語話者・日本語話者とも、最も一般的な型はVC/CVの分節である。 2)両言語話者とも、語中の子音群のphonotactic legalityの影響を受ける。その際、maximum onset principleとsonority principleも強い影響を与えると思われる。 3)両言語話者とも形態的知識の影響が強く見られるが、英語話者の方がより強い影響を示した。 4)両言語話者とも、ストレスの位置、ストレスのある母音の長さも影響を与える。 5)音節認識の訓練を受けた日本語話者は、CV/CCVV型の分節(ma/ster)が減り、CVC/CVC型(mas/ter)やCVCC/VC型(mast/er)が増え、より英語話者に近い分節を示すようになる。音節区分は、母音間子音のphonotactic legality、形態知識、ストレスの位置、ストレスのある母音の長さという、複数の要因の影響を受けることが示唆されよう。
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