2004 Fiscal Year Annual Research Report
法学教育における比較法史の役割を考える-中世の法を素材にして-
Project/Area Number |
14520015
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Research Institution | DOSHISHA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
岩野 英夫 同志社大学, 法学部, 教授 (10066300)
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Keywords | 上山安敏 / 塙浩 / 塙陽子 / 山中永之佑 / 法科派 / 文科派 / 国王自由人学説 / 国制史研究 |
Research Abstract |
本年度の研究実施計画に従い、以下のことをした。 裁判文書について 1)"Rudolf Hubner, Gerichtsurkunden der frankischen Zeit, Weimar 1891-93,Scientia Verlag,1971"所収の目録に従い、ドイツのマールブルク大学図書館を拠点に、2点の文献から19点の裁判文書の収集した。 2)科研費で購入したスキャナーを用い、収集済み文書の保存作業を進めた。 3)裁判文書の仮訳の作業を進めた。 日本中世法について 1)武家家法、鎌倉時代の和与文書について専門研究者と間題点の検討を進めた。 先輩法制史研究者に対する聞き取りについて 1)「聞き書き・わが国における法史学の歩み(四)-山中永之佑先生にお聞きする」原稿を完成し、本年1月31日原稿締切りの『同志社法学』に投稿した。 2)「聞き書き・わが国における法史学の歩み(五)-塙浩先生の法史学を語る」原稿を本年3月31日原稿締切りの『同志社法学』に投稿する。 3)「聞き書き・わが国における法史学の歩み(六)-塙陽子先生にお聞きする」原稿は、「あとがき」を除いて完成した。来年度早々、『同志社法学』に投稿する。 4)奥村郁三先生(東洋法制史)に2回のインタビューをし、原稿に起こした。来年度中には、『同志社法学』に投稿し、公にできる予定である。
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