2003 Fiscal Year Annual Research Report
国際組織のアカウンタビリティー確保のための国際法上の枠組の実証的研究と理論構築
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14520034
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
植木 俊哉 東北大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00160151)
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Keywords | 国際組織 / 国際連合(国連) / 国際法 / アカウンタビリティー / 国際連盟 / 国際法協会(ILA) / 紛争解決 / 勧告的規則・慣行草案 |
Research Abstract |
本年度も、昨年度に引き続き、国際法協会(ILA ; International Law Association)の「国際組織のアカウンタビリティー」に関する国際委員会(Committee on Accountabilility of International Organization)の日本代表委員として、同委員会における国際組織のアカウンタビリティーに関する「勧告的規則・慣行草案」(RRPs ; Recommended Rules and Practices)の起草作業に参加し、国際的な共同研究に従事した。2003年6月には、ロンドンのLincoln's Innにある本委員会の委員長Sir Franklin Bermanの所属する法律事務所(Essex Court)で開催された「国際組織のアカウンタビリティー」に関する国際委員会に出席し、同委員会が2004年8月にベルリンで開催予定の国際法協会(ILA)第71回総会に提出予定の最終報告書に関する検討及び討議に参加した。また、2003年5月には、慶応義塾大学で開催された世界法学会において、「国連における紛争処理システムの構造と課題」と題する研究報告を行い、国際連盟以降今日の国連に至る国際組織の紛争解決機能の全体像を歴史的に振り返りつつ理論的・実証的視座から検討した。さらに、同報告を基礎にして執筆した論文「国連における紛争処理システムの構造と課題--20世紀の普遍的国際組織による紛争処理機能再考--」を、『世界法年報』23号(2004年)に発表した。同論文は、紛争解決という1つの重要な機能を具体的な素材として、国際社会における国際組織の果たすべき機能と役割のあり方を考察したものである。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 植木俊哉: "9条と安全保障体制--国際法学の観点から"ジュリスト. 1260. 82-91 (2004)
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[Publications] 植木俊哉: "国連による紛争処理システムの構造と課題--20世紀の普遍的国際組織による紛争処理機能再考--"世界法年報. 23. (2004)
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[Publications] 植木俊哉著, 小寺彰, 岩沢雄司, 森田章夫 編: "講義国際法"有斐閣. 500 (2004)