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2003 Fiscal Year Annual Research Report

民族粉争に関する政治学的比較研究-その発生、激化・拡大、予防、解決-

Research Project

Project/Area Number 14520096
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

月村 太郎  神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70163780)

Keywordsエスニシティ / 民族 / 紛争
Research Abstract

4年間にわたる研究計画の第二年目にあたる平成15年度の研究実績は、以下の二点に纏めるとができる。
1.民族紛争の事例及び理論研究による暫定的な知見
民族紛争の事例の比較考察、理論の比較分析は、種々の事情で遅れ気味であるが、以下の暫定的な知見を得ている。
(1)民族紛争の類型化について:民族紛争を比較する際には類型化が前提だが、引照基準としての的確な構造的要因(例えば、潜在的規模、アクター、歴史、原因、推進力など)の選択が必要である。
(2)「処方箋」について:平和構築など民族紛争の「処方箋」が盛んに提唱、実施されつつあるが、各事例に関する適切な「診断書」(即ち、構造分析)なしの「処方箋」の策定は無益のみならず、有害な場合もある。
2.他事例の研究者との意見交換について
(1)日本国際政治学会研究大会:平成15年10月につくばにおいて開催された研究大会のうち、「地域紛争」の現在という部会を企画した。内容は、スリランカ、ルワンダ、ナゴルノ・カラバフにおける民族紛争の報告と国際政治、地域研究の立場からの討論であった。部会の準備段階における意見交換を活発に行った。
(2)北海道大学スラブ研究センターのシンポジウム:平成15年9月に中東欧の研究者と日本の研究者によるシンポジウムが開かれ、旧ユーゴ諸国の民族紛争と民主化及び現状に関する報告を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Taro TSUKIMURA (co-author): "Globalization, Democratization and Development"Zagreb, (Croatia) : MASMEDIA. 528 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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