2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14530001
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
三宅 充展 東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00190752)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芹澤 成弘 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (90252717)
|
Keywords | 多数財オークション / 部分均衡モデル / Vickrey型オークション |
Research Abstract |
本年度、三宅(研究代表者)は多数財オークション理論が準拠する部分均衡分析のフレームワークに対してその妥当性の検討をおこなった。具体的には、従来の多数財オークション理論が大前提としていた「財または商品についての入札者の評価が貨幣的な数値として与えられる」という部分均衡モデルの仮定が、通常の正常財の仮定と両立する場合はいかなる場合であるかを明らかにした。これらについて2編の論文を作成し、それぞれを国際学会において発表した。第一論文は「Asymptotically Well-behaved Demand Functions for Normal Goods」というタイトルで、平成16年7月1日にEconometric Society 2004 Far Eastern Meetingにおいて発表した。この論文のホームページは「http://ideas.repec.org/p/ecm/feam04/625.html」である。第二論文は「Convergence Theorems of Willingness-to-pay and Willingness-to-accept」というタイトルで、平成16年7月21日にThe 7th IMSSCWにおいて発表した。この論文のホームページは「http://www.e-gakkai.com/scw/file/043.pdf」である。 また、芹澤(研究分担者)は香港科学技術大学のChew Soo Hong教授と共同で、多数財オークションの公理的特徴付けの研究を行ない、数学的帰納法の手法を用いて、Vickrey型オークションの公理的特徴付けに関するHolmstromの定理がより一般的な状況でも成立することを証明した。この結果は下記の大阪大学社会経済研究所のDiscussion Paperとして公表されている。
|
Research Products
(1 results)