2002 Fiscal Year Annual Research Report
フランチャイジングの発展過程と組織間関係に関する調査研究
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14530128
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| Research Institution | Toyo University |
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Principal Investigator |
小嶌 正稔 東洋大学, 経営学部, 教授 (40215257)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺畑 正英 東洋大学, 経営学部, 講師 (20328644)
村山 貴俊 東北学院大学, 経済学部, 助教授 (20285654)
河野 昭三 東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70111333)
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| Keywords | フランチャイズ / フランチャイジング / 生業的フランチャイジング / 多角的フランチャイジング / フランチャイジングの定義 / フランチャイジングの優位性 |
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| Research Abstract |
本年度は発草創期フランチャイジング企業のヒアリング調査と概念の明確化などの理論研究、研究所の翻訳を行った。まずフランチャイジング発展過程の調査研究としては、プロダクト・フランチャイジングの代表であるボトリングカンパニーを取り上げ、さらにシステム・フランチャイジング、ビジネスフォーマット・フランチャイジングとして外食産業を中心にヒアリング調査を行った。この調査結果はケースとしてまとめるとともに一般的要因分析の貴重な資料となった。
この調査の中から日本的フランチャイジングにおけるプロダクト・フランチャイジング、およびシステム・フランチャイジングの発展における日本的契約意識が果たす役割がフランチャイズシステムの設計に重要な役割を果たしていることが明確になった。またフランチャイジングには、そのシステム的な分類だけでなく生業的フランチャイジングと多角化的フランチャイジングに区分した上で検証しなければならないこと、そしてそれぞれが社会的に全く別の役割を担っていることを明らかにした。この分析の中から生じた仮説である「両者の混合がフランチャイジングの個別発展には障害になる」については次年度に検証する。
次に理論的研究としては、フランチャイジング概念の明確化、発展過程を踏まえたフランチャイジングの分類、優位性の源泉についてまとめた。さらに発展過程の理論整理としては、米国の発展過程についてまとめたT.S.DickeのFranchising in Americaを翻訳して公刊し、これによって過程分析研究手法の分担者の共通の土台を作った。またJ.L.BradachのFranchise Organizationの翻訳を実施した。本書は外食産業におけるビジネスフォーマット研究にとって重要な文献の一つであり、終了した翻訳作業は次年度以降に訳書として公刊する予定である。
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Research Products
(1 results)
