2003 Fiscal Year Annual Research Report
Managerial Influence Strategies
Project/Area Number |
14530144
|
Research Institution | KAGAWA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
LIM LRONG YEW 香川大学, 経済学部, 助教授 (00262840)
|
Keywords | Influence strategies / Japan / commitment / work roles |
Research Abstract |
平成14年度では、文献サーベイを行うため、香川大学の図書館及び同大学経済学部の図書室を利用して、既存国際ジャーナルや図書、ウッブ上の電子ジャーナルを探索し、関係の有る論文を確保しました。本大学に所蔵していない文献は学外から文献複写を依頼して確保しました。次に、収集した文献をレビューして、研究フレームワークを検討し、もっとも起用されているキプニスとスミットのモデルを採択しました。このフレームワークはもともと米国で構築され、当然米国社会や企業に適応したものであります。本研究は日本とマレーシアに対するもので、選定したフレームワークに適切な改善をする必要がありました。続いて、選定したフレームワークを基盤にしてデータを採るための質問調査表を考えました。マレーシアの企業に送付する質問項目は、英語にしました。日本の企業に対する質問項目は和訳をする必要があり、翻訳者の協力を依頼しました。平成13年12月にアジア経営学会に出席し、論文の報告をすると同時に、学会出席者と研究交流や意見交換を行いました。平成15年2月に、香港中文大学へ行って、研究フレームワークや質問項目をより一層改善するため、ピンピンフー教授のご意見を伺いました。そして、経営影響戦略と関連ある論文をオーストラリアの国際ジャーナルに掲載しました。その後、質問表の最終チェックをし、夏前に送付した。およそ100の日本企業から回答をもらったのに対し、マレーシア企業からの回答はわずかだった。よって、マレーシアにおける分析は断念して、日本企業のみによる分析を行った。SPSSのソフトを使って分析し、論文作成をした。平成15年11月末から12月上旬まで、オーストラリア・ニュージーランド経営学会に出席し、論文発表をした。現時点、学会発表から得たコメントに基づいて論文を修正している。修正の後、ジャーナルに投稿する。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] Lrong Lim, Hiroaki Itakura: "Organizational commitment and performance in Japanese information technology firms"Asia Academy of Management (AAOM) Third Conference Proceedings. (2002)
-
[Publications] Lrong Lim: "National Culture and Organizational Behavior of Malaysian and Japanese Firms"Innovation : Management, Policy & Practice. 4・1-3. 88-98 (2002)
-
[Publications] Lrong Lim, Hiroaki Itakura: "Managerial work roles, influence tactics, and commitment - a study on organizations in Western Japan"Australian and New Zealand Academy of Management (ANZAM). 1-8 (2003)