2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14540014
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
有木 進 京都大学, 数理解析研究所, 助教授 (40212641)
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Keywords | ヘッケ環 / 表現型 |
Research Abstract |
本年度の研究計画は古典型ヘッケ環をアルティン代数の手法を用いて研究することであったが、とくに表現型の決定において完全な結果が得られた。結果を一言で述べればqをヘッケ環のパラメータ、Pw(x)をヘッケ環のポアンカレ多項式とするとき、q≠1の乗法的位数とqのPw(x)=0における根としての重複度がヘッケ環の表現型を完全に統制するというものである。この研究過程の中で得られた中間的結果は研究発表欄記載の通りであるが、上記最終結果についてはarXiv math. QA/0302136において公開済であり、また現在投稿中である。 また計画にあったGreen対応のヘッケ環への拡張についても結果を得て発表している。(裏面研究発表欄上から2番めの論文の後半部) tree classの決定については群環の場合の議論が適用できないことから、今後の研究が必要であり、何かアイデアが必要とされている。 本研究の結果古典型ヘッケ環の表現型がtameであるときはspecial biserial algebra(いくつかとBrauer tree algebras with square radical zero)しかあらわれないことがわかったので、finete, tameのときには直既約加群の分類が得られていることにも注意しておく。よく知られているようにwildのときは分類は絶望的なので、best possibleな結果であるといえよう。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] S.Ariki: "Uno's conjecture on representation types of Hecke algebras"Contemp. Math.. (校閲終了掲載予定).
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[Publications] S.Ariki: "On tameness of the Hecke algebras of type B"Contemp. Math.. (校閲終了掲載予定).
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[Publications] S.Ariki (共著): "The representation type of Hecke algebras fo type B"Advances in Math.. (校閲終了掲載予定).
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[Publications] S.Ariki (共著): "Hecke algebras with a finite number of indecomposable modules"Advances Studies in Pure Math.. (校閲終了掲載予定).
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[Publications] 有木 進: "古典型ヘッケ環の表現型について"数理解析研究所講究録. 1294. 1-7 (2002)
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[Publications] S.Ariki: "Representations of Quantum Algebras and Combinations of Young Tableaux"Amer. Math. Soc.. 158 (2002)