2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14540088
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
河内 明夫 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00112524)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金信 泰造 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00152819)
鎌田 聖一 広島大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60254380)
今吉 洋一 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30091656)
橋本 義武 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20271182)
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Keywords | 整数格子点 / 素な絡み目表 / 3次元多様体の表 / Conwayの絡み目表 / 2重分岐被覆 / 双曲多様体 / 曲面結び目 / 3重点解消数 |
Research Abstract |
研究代表者は,3次元有向連結閉多様体全体から素な絡み目全体の中への自然な1対1対応理論を完成させた.この理論では,素な絡み目全体から格子点のデルタ集合の中への自然な1対1対応と3次元有向連結閉多様体全体から格子点のデルタ集合の中への自然な1対1対応を構成している.長さが7以下の素な絡み目全体から格子点のデルタ集合の中への対応および長さが7以下の3次元有向連結閉多様体全体から格子点のデルタ集合の中への対応は出版承認済論文の中で完全に分類した.従って,問題は長さが7より大きい素な絡み目全体から格子点集合への対応分類に移るが,田山氏との共同出版論文で,長さ8,9の素な絡み目全体から格子点集合への対応分類も完成させた.また出版承認済の田山氏との共同出版論文において,長さ10の素な絡み目全体の分類も完成させた.結び目の2重分岐被覆空間が双曲的多様体になるとき,同じ双曲的多様体を2重分岐被覆空間に持つような結び目は高々9個しかないことがM.Reniにより示されていたが,丁度9個存在するかどうか未解決であった.M.MecchiaとB.Zimmermannは,研究代表者の開発した位相的イミテーション理論を用いて,ホモロジー3球面内の結び目ならば丁度9個存在することを.示し,3次元球面内の結び目でも存在するだろうことを予想した.研究代表者は,位相的イミテーション理論の強力版である強的概同型イミテーション理論によりこの予想を肯定的に解決した.また,曲面結び目の3重点解消数の評価および曲面結び目の3重点数と3重点解消数の差異が幾らでも大きくなる例が存在することも示した.
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Research Products
(6 results)