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2002 Fiscal Year Annual Research Report

日本列島の砂岩中のモナザイト年代と供給源の研究

Research Project

Project/Area Number 14540454
Research InstitutionNational Museum of Nature and Science, Tokyo

Principal Investigator

横山 一己  国立科学博物館, 地学研究部, 室長 (40126628)

Keywords年代 / 砂岩 / モナザイト / 日本列島
Research Abstract

博物館に収集されている砂岩で、砕屑性モナザイトの年代が決められた試料は、美濃帯、四万十帯、秩父帯、足尾帯、北部および南部北上帯、北海道東部及ぶ北部の白亜紀、舞鶴帯、超丹波帯等で約千点に達している。本年度は、中国地方、東北地方、中部地方の砂岩を追加として採集するとともに、その中のモナザイトを分離して、それぞれの年代を測定した。また、沖縄の資料に関して、他の研究者から寄贈され、それらの年代測定も合せて行った。
これまでの砂岩のモナザイト年代から、供給源が主に3つに分類できることが判明していた.最も一般的なものは、19億年と2億年前後のピークをもつ砂岩である.これ以外に、4から5億年に大きなピークをもつ砂岩、およびこれらに加え7億年や25億年前後のピークをもつ砂岩がある。今回の資料もそのいずれかに対応するものであることを確認した.東北、中部などの本州のものは、19億年と2億年前後のピークをもつ砂岩であった。沖縄の資料に関しては、黄河や揚子江の影響が多いと予想され、揚子江の影響を示す7億年のモナザイトが見い出されたが、韓国の影響も多くあるものが存在した。これらのことは、古い時代の砂岩と現在の大河川の砂との比較によるものであるが、より当時の様子を再現するには、大陸の古い砂岩の採集が必要であると考えられる。
今年度の研究では、年代の測定できるモナザイトを分析して、統計処理をしてきたが、砂岩の中には全くトリウムを含まないモナザイトも一部の資料には存在することが判明した。これらの資料の起源は、今までの経験からは、弱い変成作用を受けた地帯からもたらされたものと考えられるが、砂岩の供給源を考える上で重要な要素となってくるものと考えられる。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Yokoyama K., B.Zhou.: "Preliminary study of ages of monazites in sands from the Yangtze River"Natn. Sd. Mus. Mono. 22. 83-88 (2002)

  • [Publications] Santosh, M., K.Yokoyama, S.Biju-Sekhar, J.J.W.Rogers: "Multiple tectonithermal events in the Granulite Blocks of Southern India revealed from EPMA dating:"Gondwana Res.. 6. 29-63 (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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