2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14550033
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
市村 勉 山形大学, 工学部, 助教授 (30250947)
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Keywords | ヘテロダイン分光 / 分光画像 / 散乱体分光 / 共焦点ヘテロダイン分光 |
Research Abstract |
1.本研究の目的は、生体用ヘテロダイン検出分光画像計測装置の研究開発に関するものであり、(1)従来の我々が研究を進めて来たヘテロダイン分光画像技術を、更に高い空間分解能を有する技術にすること、(2)測定分光領域の拡大や高ダイナミックレインジのヘテロダイン分光技術の研究開発、(3)生体試料の分光画像測定などの研究開発である。 2.H16年度は、(1)高空間分解能技術の研究開発に関しては、設計開発した共焦点走査型光学系を干渉光学系の光路の中に配置した実験を行なった。横分解能は幅400μmの物体のエッジが鋭利に分解出来た。縦分解は約2mmであった。分光に関しては、ネオジウムガラスの吸収波長と吸収が少ない波長を用いて疑似生体試料、ハム、鶏のささみの分光画像を取得した。(2)高ダイナミックレインジのヘテロダイン分光技術の研究開発は、周波数シフトを受けた回折光が波長が変化しても常に同方向の光路の光学系では、光学部品の数が多いためロスが大きくダイナミックレインジが小さいため、光学部品の数を減らした変形マッハツェンダー干渉計を用いて従来のものより高ダイナミックレインジ分光が実現した。広い波長域で反射鏡の角度制御は制御が緩やかであった。(3)生体組織の分光学的特性の測定は、昨年に引き続き改良したヘテロダイン分光技術を用いて、疑似生体試料や散乱体である爪、軟体動物、ハム、鶏の手羽先の分光画像計測に成功している。
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