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2004 Fiscal Year Annual Research Report

ハウリングキャンセルのための高度適応信号処理システムの研究

Research Project

Project/Area Number 14550372
Research InstitutionShibaura Institute of Technology

Principal Investigator

渡部 英二  芝浦工業大学, システム工学部, 教授 (40191746)

Keywordsハウリング / 適応ノッチフィルタ / 可変フィルタ / ディジタルフィルタ / フィルタ設計 / 適応信号処理 / ディジタル信号処理 / 離散時間システム
Research Abstract

本研究は効果的なハウリングキャンセラの実現を目標に,ハウリング波形を周波数が未知の歪んだ正弦波であるととらえてIIR形適応ノッチフィルタでそれを除去する方法を研究することを目的としている。
本年度は以下のような成果が得られた。
(1)適応ノッチフィルタの新たな構成法を模索した。ローパスフィルタとハイパスフィルタを組み合わせる方法を考え、この構成においてノッチ周波数を適応的に制御するための基盤として、適応ローパスフィルタの構成法を提案した。この適応ローパスフィルタは、ローパス信号状にスペクトルが分布した妨害波の除去にも適用できる。この成果は2004年6月の電子情報通信学会回路とシステム研究会、および2004年12月のIEEE Asia-Pacific Conference on Circuits and Systemsで発表した.現在,電子情報通信学会の論文誌に投稿するための準備をしているところである.
(2)非実時間処理ではあるが、実際のハウリング信号を通常のIIR形適応ノッチフィルタで除去する実験を行った。今回の実験では、ハウリングが線形振動している時間内にその除去が可能であることが確認できた。そうならないときに備えて、ハウリングがリミットサイクルに入ったときには基本波を除去するように初期値を設定する方法を考えた。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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