2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14550375
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
半谷 精一郎 東京理科大学, 工学部, 教授 (70147510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 賢二 日本ビクター株式会社, 技術開発本部, 主任研究員
浜本 隆之 東京理科大学, 工学部, 講師 (10297624)
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Keywords | MPEG2 / 走査方式 / 画質評価 / 視覚特性 / DSP / 高画質符号化 |
Research Abstract |
順次走査と飛び越し走査の両方式に対応した動画像符号化方式の検討を行った。例えば、飛び越し走査に対応したMPEG2の狭帯域ストリームにおいて、受信側と送信側の両方で適切な処理を施すことで、順次走査表示系および飛び越し走査表示系の両方で優れた画質が得られる。 本年度は、以下の項目に関する検討を行い、MPEG2の枠組みを利用することを前提にして、送信側の前処理と受信側の後処理で、どこまで高画質化が図れるかを明らかにした。 1.前処理系の検討 送信側における前処理回路を検討した。走査線数480本の順次走査画像480pに対しては、170cycle/heightにおいて-6dBとなるような低域通過フィルタが不可欠である。また、同じ走査線数で飛び越し走査画像の480iに対しては、動き補償されたフィールド間走査線補間を行う回路が必要である。 2.MPEG2エンコーダおよびデコーダ回路の検討 本研究で提案している方式を実現するには、MPEG2のエンコーダとデコーダの回路変更が必要になる。8×4DCT部、量子化係数補正部、可変長符号化部、動き補償部について、主にコンピュータシミュレーションにより具体的な検討を行った。 3.後処理系の検討 受信側における後処理回路を検討した。480i画像は走査線間引きで得られるが、480p画像を得るにはBピクチャに対して補間処理を行う回路が必要である。 現在、以上の処理のDSPへの実装を検討している。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 菊池大輔: "適応型符号化前後処理フィルタによる動画像符号化の画質改善"画像符号化シンポジウム(PCSJ2002). P-2.22. 51-52 (2002)
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[Publications] 加藤伸一: "フレーム独立性を有する動画像符号化のための画像間処理手法"画像符号化シンポジウム(PCSJ2002). P-5.03. 73-74 (2002)
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[Publications] 佐々木浩一郎: "撮像時のシャッター速度と動きジャダーの関係について"映像メディア処理シンポジウム(IMPS2002). I-4.01. 81-82 (2002)