2002 Fiscal Year Annual Research Report
IMCパラメトリゼーションによるロバスト制御系の構造解析と設計の体系化
Project/Area Number |
14550437
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
渡部 慶二 山形大学, 工学部, 教授 (50007027)
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Keywords | IMCパラメタライゼーション / 内部モデル制御 / むだ時間 / 一般化安定化器 / 混合感度問 / 2自由度系 |
Research Abstract |
1.不安定極・零点を含む多変数系に対するIMCパラメトリゼーション理論を、一般化安定化器との関係から構築し、その一部をASCC02で発表した。 2.一般化安定化器のIMCパラメトリゼーションを与え、ロバスト安定化法を整備し、31回制御理論シンポジウムで発表した。 3.むだ時間系に対するスミス法の制御構造を、IMCパラメトリゼーシヨンから解析し、外乱応答を制御できない欠陥があることを示した。さらに、IMCパラメトリゼーションから状態予測制御により解決できることを示した。この結果を第45回自動制御連合講演会で発表した。 4.むだ時間をもつ不安定系に対する状態予測制御系のIMCパラメトリゼーションと混合感度仕様の設計法を構築し、Systems and Control Lettersに発表した。 5.IMCと近い構造もつ2自由度制御での混合感度仕様の設計法を、第45回自動制御連合講演会で発表した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] G.Izuta: "A Note on the two disk mixed sensitivity design for control system with multiple output time delays"Systems and Control Letters. Vol147. 375-382 (2003)
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[Publications] K.Watanabe: "Relation between IMC Parametrization and Generalized Stabilizer"Proceeding of 4^<th> ASCC. 495-500 (2002)
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[Publications] 渡部慶二: "多変数内部モデル制御系の設計"第31回制御理論シンポジウム資料. 207-210 (2002)
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[Publications] 渡部慶二: "IMCパラメトリゼーションによる制御構造解析-むだ時間系"第45回自動制御連合講演会講演論文集. 363-364 (2002)
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[Publications] 渡部慶二: "2自由度制御系の混合感度問題"第45回自動制御連合講演会講演論文集. 361-362 (2002)