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2002 Fiscal Year Annual Research Report

エココンクリートにおけるASRに関連する問題解決のための基礎研究

Research Project

Project/Area Number 14550463
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

川村 満紀  金沢大学, 工学部, 教授 (20019730)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 五十嵐 心一  金沢大学, 自然科学研究科, 助教授 (50168100)
鳥居 和之  金沢大学, 工学部, 教授 (50115250)
Keywords廃棄ガラス / アルカリシリカ反応 / 膨張 / アルカリシリカゲル / アルカリの溶出
Research Abstract

まず、異なる組成をもつ廃棄ガラスとしてびんガラス、自動車のフロントガラス、コンピュータのディスプレイガラスを選択し、それらのアルカリ反応性およびCa(OH)2飽和溶液におけるガラス中のアルカリの溶出過程を明らかにするための実験を実施した。また、各ガラス試料を使用して作製されたモルタルの膨張試験を行うとともにモルタル内部に生成されるアルカリシリカゲルの組成を、BSE-EDS分析によって明らかにした。これらの結果をまとめると以下のようである。
(1)各ガラス試料に対する化学法(JIS)の結果においては、ガラス中のアルカリの溶出量が大きく、いずれのガラス試料のOH-イオン濃度減少量も負の値を示した。
(2)各ガラス試料に対するモルタルバー法(JIS)の結果としては、びんガラスは0.1%以上の大きな膨張を示したが、他の2種類の廃棄ガラスモルタルはほとんど膨張を示さなかった。
(3)びんガラスにおいては、初期より多量のアルカリが急速に溶出したが、フロントガラスやデイスプレイガラスにおいては初期におけるアルカリの溶出は少なく、3ヶ月後より徐々にCa(OH)2飽和溶液中のアルカリイオンの濃度は上昇し始めた。
(4)びんガラスモルタルとフロントガラスモルタルとでは、それらの内部に生成されるアルカリシリカゲルの組成に大きな差異が見られたが、そのことと膨張の有無との関係は現時点では不明である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Kawamura, M., Juni, M., Sugimasa, Y.: "Suppressuin of ASR in the reuse of various wastwe galsses as a concrete aggregate by the addition of mineral admixtures"Proc.The Intl.Symp.on Non-Traditional Cement & Concrete, Brno. 274-291 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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