2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14550515
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Research Institution | NIHON UNIVERSITY |
Principal Investigator |
堀田 新太郎 日本大学, 国際関係学部, 教授 (30087241)
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Keywords | 飛砂 / 細砂 / 海岸砂防 / フェンス / 浮遊飛砂 |
Research Abstract |
本研究は次の3課題を研究目的としている。 1)細砂(中央粒径0.2〜0.1mm)の飛砂のメカニズムの解明、 2)小構造物の周辺に局所的に堆積する飛砂の防止法の開発、 3)高さ数メートル〜10メートルのフェンスを越える飛砂量の推定、 1)については研究終了、成果は発表済みである。その成果は海岸工学論文集、第51巻、およびProc.29th Inter.Conf.on Coastal Engineeringに発表してある。得られた成果で重要な事実は砂の形状が飛砂量に大きな影響を与えることである。風化作用を受けた自然海岸の砂は人工的に岩石を破砕して作った砂に比べて、飛砂発生量は1/3程度である。海浜公園などの人工浜の養浜には、自然砂を用いた方が良いことになる。 実験において、外力である風速測定が難しく、かつ風速測定熱線プローブの損傷が多かった。予想の3倍程度の時間と費用を必要とした。従って研究項目2)、3)の進行は遅れている。 2)については、湘南海岸、新潟海岸の現地調査を実施、現在データの取りまとめ、解析中である。 3)については、風洞実験を終了、現在海洋開発論文集に投稿のため論文執筆中である。研究項目2)、3)については研究の継続を予定しているので、平成17年度科学研究費補助金を申請している。
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Research Products
(4 results)