2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14550543
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
藤井 滋穂 京都大学, 工学研究科, 教授 (10135535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永禮 英明 京都大学, 工学研究科, 講師 (60359776)
清水 芳久 京都大学, 工学研究科, 助教授 (20226260)
津野 洋 京都大学, 工学研究科, 教授 (40026315)
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Keywords | データベース / 湖沼 / 水質 / Access / モニタリング / 定期調査 / 琵琶湖 / リレーショナル |
Research Abstract |
琵琶湖のように重要な水源では、各種調査機関が多様な調査を実施されているが、各調査では、頻度・地点・採水深度・測定項目等が異なるため、多くの調査を統合的に扱うことは困難であり、その結果、それらデータを有機的に活用するデータベースは現時点では構築されていない。本研究は、このような多様な調査結果を統合的に活用するデータベースシステムの開発を試みるものであり、琵琶湖を対象流域として研究を展開した。 本年度は、前年度に引き続き、琵琶湖に関連して実施されている調査データの収集を行った。そして、24の調査データを得ると共に、その調査方法について比較検討した。その結果、各調査で方法が大いに異なり、地点数だは1〜50箇所、調査水深数では1〜12水深、年間では頻度では1〜365回、水質項目数は8〜100以上と極めて多様なパターンとなっていることを明らかにした。地点・水深では共通するものを整理することにより、現時点で異なる採水箇所として86地点、44水深を同定した。 各調査でパターンが異なり単純な表形式では全データを集計できないことが示されたので、Table群を組み合わたリレーショナルデータベース(Access2000)でシステムを構築した。本システムは、試料コード、水質指標コード、数値(濃度)を1レコードとして保持するメインの表「TbData」と、その試料属性および水質指標属性を説明する「TbSample」,「TbWQIndex」の2つのサブメイン表およびこれらサブメイン表を説明する7つの補助表よりなるシステムである。 本データベースには、試料数として約5万、水質データとして67万件ほどのレコードを取り込んだ。Query, Form, Report等のAccessの付帯機能を利用して、この蓄積したデータを活用する手段を提案するとともに、Access未習者でも利用可能なプログラムをVBA(ビジュアルベイシックアップリケーション)を利用して作成した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 藤井滋穂, Suwanna KITPATI: "アクセスVBAによる琵琶湖水質データ活用システムの開発"日本水環境学会年会講演集. 38巻. 297 (2004)
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[Publications] Shigeo FUJII, Suwanna Kitpati, Hideaki NAGARE: "System development of data organization and utilization for lake water quality"Proc.of International Symposium on Southeast Asian Water Environmen. Vol.1. 502-510 (2003)
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[Publications] Suwanna Kitpati, Shigeo FUJII, Hideaki NAGARE, Yoshihisa SHIMIZU: "Development of a comprehensive water quality database system and its application in Lake Biwa"CD Proceedings of IWA Asia-Pacific Regional Conference. Vol.9. 1QHL15 (2003)