2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14550583
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Research Institution | Musashi Institute of Technology |
Principal Investigator |
西村 功 武蔵工業大学, 工学部, 助教授 (60328929)
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Keywords | 免震構造 / 積層ゴム / 曲げ剛性 / 木造住宅 / 座屈荷重 / せん断剛 |
Research Abstract |
既往研究では解明されていなかった中空積層ゴム支承の曲げ剛性に関する理論解を始めて明らかとした。解析的な結果は次の3点に集約される。 (1)円形断面積層ゴム支承の鉛直剛性ヤング率と曲げ剛性ヤング率は約3倍の開きがある。しかし、中空断面積層ゴムでは両者はほぼ同等であることが解明された。この結果、中空積層ゴム支承の座屈荷重は従来予想よりもかなり高く、安定していることが推定される。 (2)中空断面の穴の最適値は、直径の約60%程度である。この場合、鉛直剛性ヤング率と曲げ剛性ヤング率は、ほぼ同等であり、しかも、円形断面と比較した場合に遜色の無いことが推定される。 (3)3次元弾性理論に基づく精密な解が求められたことにより、従来の円形断面積層ゴム支承の曲げ剛性についても、再評価を行った。この結果、従来から用いられてきた解析値は精密解よりも20%程度、高めの値を示している。この結果は、一般に普及している免震構造用積層ゴム支承の座屈荷重の評価は、若干危険側であることを示しており注意が必要である。
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Research Products
(1 results)