2003 Fiscal Year Annual Research Report
大学の森を舞台にした新しい森林教育プログラムの開発
Project/Area Number |
14560123
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
井倉 洋二 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (60203270)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八田 明夫 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (40172928)
馬田 英隆 鹿児島大学, 農学部, 教授 (30041669)
枚田 邦宏 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (50222245)
福満 博隆 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (20238512)
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Keywords | 森林教育 / 環境教育 / 野外教育 / 演習林 |
Research Abstract |
本年度の研究実績 1.アメリカの代表的な森林教育機関の現地調査 9月に10日間の日程でアメリカの代表的な森林(環境・野外)教育施設を視察調査した。調査対象は,野外教育発祥地であるSOC(New Jersey School of Conservation,モントクレア州立大学附属施設),(2)民間団体が運営する有数の野外教育施設であるYMCA Frost Valley(New York州),(3)環境教育プログラムが最も進んでいると言われるYosemite国立公園(California州)の3ヶ所。プログラムの実地視察や諸資料の収集,スタッフへの聞き取り調査等により,多くの知見を得ることができた。 2.こども向けの森林教育プログラム開発と実践 鹿児島大学演習林において,小学生を対象とした企画「森と遊ぼう」および小学校の総合学習と連携した「こども森林教室」を実施した(計11日間)。特に「こども森林教室」では,アメリカでの調査結果を参考に新しいプログラムを開発,実践した。その成果についてはアンケート調査により調べた。 3.指導者養成プログラムの開発と実践 鹿児島大学農学部林学コース3年生を対象とした授業「森林教育入門講座」において,小学生を対象としたキャンプ「夏・森学期!」を学生たちが企画運営した。また,上記「こども森林教室」の指導者として学生が参加するなど,総合的な実践を体験させた。また,垂水市教育委員会および環境教育NPOと連携して,教員向けのワークショップを実施した。これらの成果については受講者へのアンケート調査等により調べた。 4.研究成果の公表 本年度の研究成果については,第115回日本林学会(4月)で発表予定。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 芦原誠一, 井倉洋二ほか: "大学演習林がつくる子ども向け野外教育プログラム-小学校の森林教室を例に-"第114回日本林学会大会学術講演集. 216 (2003)
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[Publications] 井倉洋二, 枚田邦宏, 福満博隆: "林学教育における森林教育指導者養成の取り組み-森林教育入門講座の実践と効果-"第114回日本林学会大会学術講演集. 215 (2003)
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[Publications] 枚田邦宏, 井倉洋二, 馬田英隆: "大学生を対象にした森林教育の取り組みと意味-演習林を利用した共通教育を事例に-"第114回日本林学会大会学術講演集. 214 (2003)
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[Publications] 永矢麻希子, 枚田邦宏, 中島皇: "芦生演習林利用における一般入林者の意識"第114回日本林学会大会学術講演集. 31 (2003)
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[Publications] 井倉洋二, 芦原誠一ほか: "体験から学ぶ森と川のプログラム-演習林における小学校の総合学習受け入れ授業-"第115回日本林学会大会学術講演集. (印刷中). (2004)
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[Publications] 枚田邦宏, 井倉洋二, 八田明夫, 福満博隆: "森林教育と研究の結合-モデルフォレストを利用した事例-"第114回日本林学会大会学術講演集. (印刷中). (2004)