2003 Fiscal Year Annual Research Report
戦後日本における消滅集落の地理的類型化に関する研究
Project/Area Number |
14560206
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Research Institution | Ishikawa National College of Technology |
Principal Investigator |
金木 健 石川工業高等専門学校, 建築学科, 教授 (10042938)
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Keywords | 消滅集落 / 廃村 / 過疎 / 山村 |
Research Abstract |
本年度に取り組んだ研究内容は以下のとおりである。 1.消滅集落の地形パターンの設定とデータベース化作業 消滅集落についてその立地する地形パターンを9分類に類型化した。それを用いて今までに蓄積してきた消滅集落のうち「内発型の理由」に該当するものについて分類判定作業を行ない,データベース化した。 2.複数回答データをもとにした消滅理由分類の設定 消滅集落の発生過程を分析するに際し,消滅理由は重要な分析の軸となる。今まで「主要な理由(S.A.)」を用いての分析を行なってきた。このたびそれに加え、「あてはまる理由(M.A.)」についての消滅理由型をパターン分けした。これにより複数回答の特徴を生かした要因分析を進める。 3.「内発型の理由」による消滅集落発生要因についての分析 上記の新規消滅理由パターンを用いて「内発型の理由」による、消滅集落発生要因についての分析を行なった。現在、日本建築学会論文報告集に投稿するために準備検討中である。 4.ヒアリング調査 消滅集落についてヒアリング調査を行ない、ケーススタディ資料を整理・蓄積した。
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