2002 Fiscal Year Annual Research Report
オウトウ,ブルーベリー,リンゴ機械収穫の実用化に関する研究
Project/Area Number |
14560207
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
赤瀬 章 山形大学, 農学部, 教授 (30007075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 洋 山形大学, 農学部, 助教授 (20007222)
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Keywords | ブルーベリー / リンゴ / 振動収穫 / ブーム型シェーカ / 引張り脱離抵抗力 / 選択収穫 / 選択収穫指数 / ほ場試験 |
Research Abstract |
1.ブルーベリーの振動収穫 果実の引張り脱離抵抗力は果実質量の増大とともに大きくなり3-4Nに達し,着色とともに低下し熟果では1-2Nである。従って果実の選択収穫が十分可能である。熟果では果梗なし果が100%である。室内振動試験ではストロークが2cmでは12Hz,6cmでは8Hzで熟果の100%が脱離した。ほ場試験では設定ストローク36mmシェーカに比較して80mmシェーカでは熟果の脱離率は大幅に高かった(90%以上)。振動数は10Hz以上では未熟果の落下が増える。7-8Hzでは選択収穫指数が高かった。果実の収集にはビニールシートを使った結果,果実には損傷は見られず,熟果では果梗付き果は殆どなかった。収穫された果実は,販売担当者によると,商品として十分出荷可能とのことであった。実験したほ場は15年生のハイブッシュ系ブルーベリーで,列間2.5m,樹間1.5mであったが,列間は3.0mに改善すべきである。シェーカのブーム長は2.0mでは作業性が低く1.5mに改造した。 2.リンゴの振動収穫 品種ふじを使った室内振動試験の結果,振幅1cmでは振動数6.7Hz以上,2cmでは5Hz以上でほぼ脱離した。ただし1cmでは6.7Hzで果梗抜けが生じるので10Hz以上が望ましい。ほ場試験では,シェーカを使用すれば収穫率は100%であった。捕集面積が2.8m×2.8mのキャッチングフレームでは落下果実の90%を捕集した。捕集果実の無傷果率および果梗付き果率は共に約90%であった。ほ場試験でウレタンフォームのキャッチジグフレームで回収された無傷りんごは,2カ月後にも損傷がなかった。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] 赤瀬 章, 鈴木 洋, 夏賀元康, 狐塚陽太, 大西久雄: "ブルーベリーの振動収穫に関する研究(第1報)-ブーム型シェーカーによる収穫-"第62回農業機械学会年次大会講演要旨. 375-376 (2003)