2003 Fiscal Year Annual Research Report
運動療法にリズムアクション・ゲームを用いた肥満児の減量指導―体脂肪分布および肥満合併症に対する在宅エアロビック運動の影響の検討
Project/Area Number |
14570352
|
Research Institution | Tsukuba International University |
Principal Investigator |
平野 千秋 つくば国際大学, 社会福祉学科, 助教授 (50292561)
|
Keywords | 小児肥満 / 体脂肪分布 / 運動療法 |
Research Abstract |
1.調査項目とその分析;とくに小児期の内臓脂肪蓄積と合併症に与える運動の影響 運動介入群と非介入群を各25組程度募る予定であったが、現在まで各15組程度である。また最終観察期間を運動介入終了後1年に設定しているので、統計学的に有意な判定が可能と考えられる各20組が最終観察期間に到達した時点で以下の分析を行う。 (1)体格項目;身長、体重、胸囲・胴囲・腰囲、体組成(H15年度購入の体組成計を使用)、生後の成長記録とくに幼児期の体型と思春期の体型のトレッキングと運動効果の関連など(運動状況は運動強度の自己申告に加え、H14年度購入の生活習慣記録器を利用) (2)家族歴と生活習慣;家族の体型や健康状況、現在の生活習慣と運動の効果との関連 (3)一般検査項目;血液検査特に耐糖能に及ぼす運動の影響 (4)画像検査;腹部CTスキャン解析ソフト(H14年度購入)による脂肪分布状況に与える運動の効果、特に内臓脂肪蓄積状況の変化と運動との関連について考察する 2.研究成果の還元;小児肥満に関する指導者向けテキストの作成 肥満児が増加する一方、小児科外来は救急患者への対応などによりスタッフの供給不足状態が続いており、肥満児に対する生活指導を行う施設は少ない。本研究の成果を一般開業医向けに編集した小冊子を日本プライマリ・ケア学会茨城県支部と協同で製作する予定である。
|
Research Products
(1 results)